petit aqua vita
日頃のつぶやきやら、たまに小ネタやら…

2003年04月08日(火) おーい、父ちゃん(今週のヒカ碁)

やっぱりというか、何というか(笑)。
たとえくたびれたジャケットを着ていても、やはり目立つよお父ちゃん(爆笑)。
大盤解説席で、気づく観客たち。解説の人もびっくり、広がるざわつき。

…てなワケで、大盤解説会場からは退場した塔矢元名人。
その後に彼がとった行動は……

塔矢父「君、検討室に案内してくれないか」
受付嬢「え…でも一応関係者以外は遠慮いただいてますが……」
塔矢父「いいから」

何がどういいんだか、とにかく、囲碁界…特に関係者の集まるところで、自分が拒まれることはない、という自信に満ちたこの発言!!
この傍若無人さ、流石アキラの父親デス!!(←ホメてんのよ〜)

実際、検討室では、多少驚かれはしても、喜んで迎え入れられてます。人気者です、塔矢父。
……しかし、検討室にいるの、各国団長たちにしても若い若い……
その子(←塔矢父視点)たちが、喜々として自分に意見をもとめ、なつき、声をかけるとあの倉田ですらはしゃいでみせる……。
ある意味ハーレム状態を見越してましたか?塔矢父
流石は年の功、見事な読みデス!!

そして塔矢父を中心に検討がはじまりますが、
息子のアキラの副将戦、アキラのみを誉めるだけではなく、相手の力量も評価しながら、力と力のぶつかり合いに楽しんでいる様子でした……が。

「だが、アキラは勝つだろう」
何の根拠があってそんな自信満々に……!

「進藤くんが高 永夏に勝つかもしれない、

と思っているから。

ならば自分は負けるわけにはいかない、

と思うだろう」



……もしもし?


それって、単なる「身びいき」以外の

ナニモノでもないんじゃ………




それを、息子が勝つ理由としてどきっぱりとマジな顔して語るあたり、やはり流石は塔矢父。凡人の感覚でははかりしれません。(いやホント)
…てか、どこまでが棋士としての発言で、どこからが父親としての発言か見分けがつかないデス。
あまり知らない人は、「さすが名人!」と言わしめる言動でも、知ってる人に言わせれば、「まったく、ワガママな男じゃのう」…となるようで。
奥が深うゴザイマス。塔矢 行洋。


…さて、盤面は中盤、アキラは完全にバトル体制でし。
社は苦しんでいるみたいでし。(がんばれ!!存在感が薄くなりつつあるぶん、せめて勝ってくれ!)
そしてヒカルは。
不利でもないが、有利でも決してない盤面を打破するべく、一手を繰り出した模様。
その一手に永夏は目を見開いてはおりますが。
イイところで、はい、また来週〜〜。(泣)



…ところで、あの塔矢 行洋の名を聞いて、あまつさえ彼を目の前にして。
「ああ、塔矢アキラ君のお父さん♪」
…とのたまった受付嬢。
その勇気と天然ボケっぷりに思わず拍手。


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平 知嗣 [HOMEPAGE]

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