『修羅の門』ってマンガがありますが。 ……考えてみりゃ、これってかなり前からやってるマンガなんだよねぇ…。
現在は番外編である『修羅の刻』のが有名かしら。 アニメにもなってますから。 ……どうせ京都じゃ見られないよーだ。ぐっすん。
何というか、理屈ぬきに好きです。この話。 とにかく戦って戦って…そこに生まれる思いや伝説。 それらを当然のように、そして飄々と受け継いでいく陸奥の男たち……そしてそんな男を選んだ、女のひと。
技自体も大好きなんですが、(何しろきれい、かつ勇壮!) 何というのかな。作者さんである川原さんの、話の雰囲気やその場の雰囲気の描き方が大好きなんですよ。 ぶっちゃけ言えば、この方のマンガは白いです。人物の背景が描かれるコマの方が、下手すると少ないくらいです。 …しかし、その背景や白さが気にならないくらい、そのコマに写る「人物」を描き出してくれているのです。
そして、奥が深いよ陸奥の男! 『修羅の門』の陸奥 九十九にしてもそうだけど、どんなにピンチになっても、どんなに過酷な戦いでも、本気になればなるほど、「笑う」んですよ。 すさまじいまでに迫力のある「笑い」の表情。 残酷さではないです。 恐怖でもないです。 そこに感じるのは、圧倒的な「力」――それだけなんです。 それが歓喜と同居しているんです。 その圧倒的な存在感に、惹かれます。魅せられます。
そして十年以上も続いているのに、「それ」を失わずに続いている…それが、嬉しくてなりません。
『修羅の門』はまだ終わってないです。 まだかなー、って、ずっと待っているんですが。 最近、ふと思うようになりました。 川原先生が、『修羅の刻』を現代まで書ききった時に、「刻」と「門」が融合した時に、あの続きが書かれるんじゃないかなぁ…そんな気がするんですけど。
……ただのファン心理の戯言なんですけどね。 確かな根拠はどこにもないです。
そうそう、川原さんの作品といえば、『海皇紀』。 帆船が出てくるだけで読んでます……そしてやっぱり面白いんです。主人公のファン・ガンマ・ビゼン……大好きです。その人物の厚みといい、深みといい。 帆船が出てくる話は好きなんです。 そして『海皇紀』は、そんな帆船の操帆法が詳しく、面白く(私だけ?)格好良く展開されるので、ついつい読んでしまうのですよ。 帆船大好き。 こりゃー幼稚園の頃からだからねぇ。結構根深いよ。 一番好きな帆船が、4本マストバーク型の海王丸――っつー時点で…ねぇ。(苦笑) 父親にせがんで買ってもらったクリスマスプレゼントには必ずといっていいほど、「帆船のカレンダー」だったしねー。 乗ろうとは思いませんでしたけど。 きれいなんだよー。美しいんだよー。帆船は!!
…あ、そだ忘れるとこだった。 私が好きな陸奥の男たち…みんなすきなんだけど、特に好きなのは鬼一さんと辰巳さんと九十九♪ 陸奥ではないけど雷も大好きvv そんな陸奥に惹かれた女性達のなかでは、ニルチッイと琥珀さんがダントツで好き♪
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