petit aqua vita
日頃のつぶやきやら、たまに小ネタやら…

2004年08月22日(日) この衝撃を語れずにおれようか!!

はい、大阪のイベントに行ってきましたvv
同じオガヒカ同志のTurnerサマとも無事対面を果たし、オガヒカ話で盛り上がり、本当に、私に時間がないのが申し訳なかったです。
だって、すっごい楽しかったしもっと喋りたかったんですもの……!
次はちゃんと時間あけなくちゃ。


…さて、そんなこんなですっごく楽しかったイベントなのですが。
そのイベント前、私は衝撃的な光景に出くわしました。
こんなネタ、語らずに黙っておくことなんてできませんので。
ここで暴露して、読んでくださってる方とも、ともにあの激震級のショックを分かち合いたいと思います。


――それは、今朝、イベントに向かう地下鉄の中で。
私のちょっと離れた斜め前の席に、えらい派手な格好をしたおばちゃんが座ってました。
白いロングシャツに、髪をしっかりセットして。加えて鮮やかな黄色いフレームのサングラスがばっちり目立つおばちゃんです。

(ああ、大阪のおばちゃんだなぁ)

…なんて、微笑ましく思ってました。

目線を足元に移すと、これまたすごい。
ベージュの地色に、白い薔薇のレース模様が鮮やかな、ぴったりと身体にフィットしたパンツ姿だったのです。

まぁ、こんなのだって、「大阪のおばちゃん」ですからね。その一言で片づくってモンですよ。

(おお、おばちゃん、気合い入っとる格好しとるやん)

そんな風に、妙な感心までしたりしてました。


しかし、事態はそんな甘いモンじゃなかったのです。


割としっかり席が埋まってる電車内、私から見えたのはおばちゃんの膝下くらいなものでした。(そこから上はロングブラウスシャツに隠れてましたので)
しかしそこでおばちゃんが身じろぎした時、私はトンデモナイ勘違いをしていた事に気が付いたのです。

(あのパンツ……地色がベージュの色じゃない……?!)

そうなんです!おばちゃんが動いた時に見えた膝の部分!曲げられた時のその陰影!!それは、どう見ても、どう見ても、パンツの布ではなかったのです。

パンツじゃなくて、タイツだったんです!!

白い薔薇のレースの模様が入った、網タイツだったんです!!

私が「ベージュ」と思っていたのは、

下の肌色が透けていただけだったんです!!



…気合い入りすぎですおばちゃん。
タイツの丈が足首までだったからつい騙されちゃったじゃないか。
…それにしても、膝までタイツが見えるってことは、まー、がんばってミニスカかホットパンツでも履いたんじゃろなー、……なんて、ちょっと落ち着こうとした、その次の瞬間。


その衝撃はやってきた。


おばちゃんの隣りに座ってた人が立ち上がったのです。
私がそこに目にしたのは。
ミニスカでもなく。ホットパンツでもなく。

腰まで見える白薔薇レースのタイツ………!





履いてないやん!!




おばちゃん、下半身に下着とレースのタイツ以外何も履いてへんやん〜〜!!!?!◆☆←×〜><//XXXX



もうこの時点で大パニックに陥った私は、騒ぐ訳にもいかず、速攻で友人にメールを打ち始めました。何かやってないともう目がおばちゃんに吸い寄せられてはなれなくなるからです。しかしもう私の脳裏には、カンペキにおばちゃんの姿がやきついてしまっています。

……しかし、何故。
あっこまで上半分は気合い入れオシャレしとんのに。
白薔薇の網タイツまで履いたのに。
なんでそこでスカートなりなんなり履いてへんねや〜〜〜(><)/゛
うっかり忘れたのかわざとなのか(←それはナイやろ)
気づいているのかいないのか。

――おばちゃんは、威風堂々、眉ひとつ動かさず、悠々と座っていました。
……ええ、白薔薇レースのタイツに覆われたおみ脚を組んで……(泣)。

あまりの彼女の平然とした様子に、周囲の者は面と向かって何も言えず。
その時、車両は妙な緊張感に包まれたのです。

幸い(?)おばちゃんはロング丈のブラウスシャツを着ていたので、キワドイ所は隠れていたんですがね。
私は必死で、鞄の中にショールか風呂敷が入っていないか探しましたよ。


結局、私は本町で乗り換えのためにその電車を降りましたが。
――気になります。
すっっっっごく、気になります。

あのおばちゃんは、どこまで行ったのだろう…………。
無事に(どう無事なんだ?)目的地に行けたんだろうか。
…祈るしかありません。





…そして、イベント会場でこの一連の事件を友人に喋り倒した後、彼女はふ、と言いました。

「…その人……その格好のままで地下鉄に乗ったんやろうねぇ」


………ははは………そうなんだろうねぇ………。



あんな光景を目の当たりにしておきながら。
笑うこともできず。大げさに驚く訳にもゆかず。
たった十数分の地下鉄の旅は、イベント前の貴重な気力と体力を消耗させたような気がします……。


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平 知嗣 [HOMEPAGE]

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