2005年03月20日(日) |
転んでる転んでる(久々の「義経」語りです) |
いや〜、奥州の武士には都のジャニーズのキラキラは眩しかったらしい(笑)。 転ぶわ転ぶわ…地元の武士が…ころころとvv イイのか?!イイのか?!そんな純朴で!!奥州人!! …まぁ昔っから都人には弱いというか…甘いというか…(苦笑)。 奥州藤原氏の初代清衡の頃からしてそうだもんねぇ。(「炎立つ」参照。知ってる人いるかな?) 藤原氏父はおろか、兄弟をもころころと転び、地元の武士は娘を嫁に!と言い出し、佐藤兄弟も転び……。 …ええ、奥州が義経一大ファン倶楽部と化しつつあります。 ……だから、楽しみなんですよね〜vvいよいよ義経が頼朝の元に駆けつけようとする時の地元の引きとめっぷりが! そして結局は義経の意思に負けて心ならずも送り出す時のその見送りの壮絶さが!! ……「炎立つ」以来の衝撃のシーン、期待しています。
しかしこう見ていると…確かに、目先しか見ないひたむきさが眩しいのかもしれないけれど、やはり義経には政治力はないなぁと。 流されまくってますからね。 その上若い頃の周囲の環境には恵まれてますね。 ……裏を返せばそれだけ揉まれていないって事なんだけど。 頼朝サンなんてねー。幼い頃から、伊豆でかなりの不遇の生活を送ってきたはずですから。 …なのに、昼はのほほんとしながら、しっかり京の情報、平家の情報を手に入れるしたたかさは流石と申せましょう。 さすが生まれながらに総領として育てられただけありますね。 …そして、義経の扱いに対して、平家方や秀衡に思いは馳せても、弟である義経には関心を寄せない頼朝にーちゃんがナイスですvvそうそう。頼朝にーちゃんはこうでないと♪ 中井貴一サン、ホントはまり役……。
平家方では、重盛が面白いことになってますvv 清盛に向かって、「院も罰せられませ!」の発言! いや〜、『平家物語』には有り得ない重盛の発言です。(模範的な人物としか書かれてないからな…) …まぁ、『平家物語』の重盛さんは結構謎な人なので、それだけ自由度も高いんですが。 どうやら、「義経」の重盛は、平家ににじみ始めた暗部をさらに濃く侵食させてゆく触媒のような存在になるみたいですね。 …ええ、『平家物語』でも、重盛の死から、一気に時代が流れてゆきますから。 地味なんだけど、途中でとっとと死ぬ人なんだけど、結構大事なキーパーソンです。
…さてところで。 やはり時代劇ですから、その時代時代の所作指導はされている訳なんですが。 「義経」で分かりやすいのは、別れの時に手を振るその振り方。 手を前後に動かしているはずです。 今みたいに、横じゃないんです。 ……それなのにね。 一人だけ「バイバイ」の手の振り方になってましたようじきさん!(大笑) 他の皆が微笑ましくも一生懸命所作指導に従って手を上げて前後に動かしている中だから、余計に目立つ目立つ。(笑)
そうそう、南原さんが義経一行の中にいますが、さすがだな〜、と思うのが、動作や表情が大きくて、つい目をひいてしまうこと。 顔いっぱいで演じてる、って感じで、好感が持てます。 画面に出てくる度に喜んでます。
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