28

 自分に自信がない。
 いつもだ…昔からだ。
 だから好意を向けられると困惑してしまう。嬉しいけどね。
 他人は嫌いじゃないし男女構わず触れてみたいけれど、いざ好意、或いは性的な視線を向けられると怖くなる。
 分不相応な気がして、申し訳なくなる。
 自分は他人の好意や性的な視線や衝動に値する人間だろうか。
 怖いより不思議。よりによってなんで?
 劣等感がある。
 ん?誰に…?比較対照は誰だろう?世を闊歩する「歳相応」なかわいこちゃんたちかな?

 昨日28歳になった。
 少し前まで、「自分は『歳相応』だろうか」、なんて考えていた。
 いまはどうでもいい。
 絶対評価も相対評価もいらない。どうでもいいや。
 ひとつわかったのは、歳をひとつ重ねてみたものの、相変わらず未熟でばかなこどもだということだ。とりあえず自分のものさしでね。
 これは年齢云々じゃなくて、一生治らない持って生まれた性質なのかも知れない。それともビビってばかりいるから経験値が足りないのかな。そうかな。
 先日、ここ数年の日記を読み返した。反吐が出そうだった。いっそのこと後腐れなく消そうかとも思った。踏みとどまったのは、3年前一度消してから後悔したからだ。当時考えていたことなんて、もうよくわからない。健忘気味だしな〜。
 状況はいつも変わる。実際半年前少々変わったし。主観ではよくわからないけど、あまり成長している気がしない。
 それでも見据えなきゃだめだ。これは成長の記録だ。焦らず緩やかでも成長したい。そう思って、たまには読み返そう。
 私は相変わらずばかなこどもで、自分の感情さえ捕まえられなくて。
 つかみかけたとたん、それがホンモノか、なんて疑って踏み留まる。
 怖くなって、逃げ腰になる。確信が持てるまで、なんて保留してみて。
 確信?確信なんてあるのかな?
 とりあえず、ギュワーってやつ、あれが生まれるか自分の細胞を探ってみるけれど。いろいろがんばってみるけれど。
 まあ、今年一年、精々日々精進するとしますか。
 走り出す細胞が見つかったら…、いや、見つけたいなあ。
 他人の力じゃなく、自分の力で自分のなかから。



 メールやプレゼント、ありがとうございました。
 こういうのはいくつになっても嬉しいものです。
2005年08月04日(木)

メイテイノテイ / チドリアシ

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