今日は祖母の命日である。 震災前に半分老衰で亡くなった。 ものすごく怖がりの性格だったので震災前に亡くなっていて良かったと思う。 おそらく、あの大震災に遭っていたら生きていても相当ボケが進んでいただろうと思われる。 前の古い家のとき、台風に揺れるだけでも大騒ぎだったのだから。
今日は世間ではクリスマスイヴなので、仕事が早く終わったこともあり、家の近くの行きつけのお店で一人でイヴを過ごした。 祖母の命日なので早く帰ろうかと思ったけど冷蔵庫には食材がほとんどなかったというのも理由。(いいわけか) 前菜盛り合わせ(今日は茄子の煮びたしと、イカの梅味噌和え、自家製カラスミ、海鼠)、ふぐ刺し、たらの白子ムース、甘鯛の味噌漬け、牛ミノ焼きのポン酢和え、で久保田の碧寿を4杯のんぢゃった。(汗
8時過ぎに帰宅し、お風呂に入ってから仏壇に向かう。 お線香を供え、「おばあちゃん、一人ぼっちになっちまったよ。。」とつぶやいた。 その自分の言葉に涙が止まらなくなった。
そのとき、二階から猫のタマがワァワァ言いながら駆け下りてきた。 仏壇に近づいてきて、ちょっとだけためらってからわたしに擦り寄ってきた。
そうだ。人間だけ数えるから一人なんだ。 わたしにはタマもモモもいる。
それを教えてくれたのがもうすぐ12歳の熟年猫だった。
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