映画「ホテルハイビスカス」をみた。 はじめ 主人公のテンションについてけねー! とおもったが、 最後にはそれも自然になっていて、 ココロがじーんとした。 夏の香りと子どもの頃の記憶。
映画はすきな映画館でみるのがいい。 映画に行き着くまでの 道のりとか、 映画館の雰囲気とか。
友だちはノートに今年みた映画を ずらっとかきならべていて、 それがうらやましいとおもった。
わたしも 映画とか本とかすきなお店とか、 そういうものをかきとめる ノートをつくろう。
天神橋筋商店街をぶらぶらし、 古道具屋で、 すてきな音のなる鈴をふたつ買う。 大きいのと小さいの。 そして、 久々に会ったともだちと、 いろんな話をした。
わたしは気がついたら、 仙台にすんでいたころの 好きな場所とかおもしろかったこと ばかり話している。 あのころはよっぽど楽しかったのだ。 あのころの目標は 「好奇心のおもむくまま動く」というもの。 ちょっとひっかかっただけでも、 どんどん動いて、 いろんなところに顔をだした気がする。
珈琲のおいしいお店とか ロックのレコードがきけるぼーっとするお店とか、 眺めがよくて手紙をかくのにいい喫茶店とか、 旅の話や不思議な話がとびかう店とか、 こころが刺々しい時にいいサイケな美術館とか、 センチメンタルな時にあるく散歩道コースとか、 日本酒だらけの小さな店とか あやしげな英会話教室とか、 会うといつもほっぺにキスをしてくるおねえさんの飲み屋とか、 若者が踊り狂うクラブとか、 競馬場とかヨガとかダンスとか…。 失敗もあったけれど 好きな場所もいっぱいみつけた。 いいでしょ。 いいでしょ。
でも、 自分が過去のことをよかったよかった言ってる 年寄りみたいに感じで、 くやしくなる。 もっと いまのことを話したい。
帰り道に ノートを買った。 好奇心のおもむくまま すきなものをみつけて触れて 絵日記みたいにかきとめていこう。
寝る前は、今日借りた、 魚喃キリコのマンガ。 独特の空気感。
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