幼馴染みの結婚式。
父も母も留守中の 誰もいない実家に帰っていたのだ。 でもつつじヶ丘ともだちが あそびにきてくれたり とまってくれたりしたので 淋しくなかった。
わたしは、 つつじか丘という小さなエリアで育った。 小学校も中学校も わたしたちだけがバス通学という山の上。 同学年が7人くらいいて、 独特の文化があった。
今わたしが うたをつくったり うたったりしているのに、 その文化の影響は おおきかったのだろうなとおもう。
とってもとっても 久々に みんなにあったのだけれど。 一緒にいる感覚は かわっていなくて。 みんな濃くて おかしくてやさしくて いっぱい笑った。
結婚する彼女は わたしたちのアルバムジャケットを かいてくれている 絵かきのともだち。
さみしいような うれしいような 昔となにもかわらないような ずいぶんと変わってしまっているような。 なんだか不思議な感じ。
式はアットホームなあたたかな式で、 つつじ仲間では トイレットペーパーの芯とかで作った カズーで演奏したり うたをうたったりした。
二次会はメロメロポッチという濃いお店で、 たくさんたべたりのんだり うたったりはしゃいだり すこしさみしくなったり 大笑いしたり した。
夢のような夜。 竜宮城はきっとあんな感じなんだろう。
いいなあ あんな竜宮城みたいな結婚式なら、 わたしも結婚式してーなあ。 毎日毎日結婚式してーなあ。 毎日毎日毎日毎日 結婚式。
そんな人生はちょっとつかれるかも。
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