18の頃から最近まで マッチ箱集めが好きだった。
数年にわたってあつめたマッチ箱が 段ボールいっぱいあったのだが、 厳選して小さめの箱いっぱいにした。
マッチ箱ひとつひとつに おもいでメモがかいてある。
誰とすごしたかとか、 なにがおいしかったとか、 すきだとかきらいだとか おいしいとかきれいとか。
マッチを手にとると その時の空気が よみがえってきて、 それがとてもとおくの しらない他人の物語りのよう。
マッチ箱たちは、 あまりにかわいらしい ミニチュアの物語みたいで、 今回の引っ越しでもそれがすてられず、 天袋にその箱をおさめたのだ。
しかし、 その存在をおもいだしてしまった今、 「自然発火したらどうしよう」という 不安に襲われるようになってしまった。 それまで忘れていた時は なんでもなかったのに。
真夜中目がさめて マッチ箱のことをおもいだして 不安になる。
天袋からマッチ箱をとりだして、 ひとつひとつの箱からマッチをだして 水にぬらして捨てようかとおもうのだが、 めんどくさいしねむいしで なやんでいるうちに ねむってしまう。
誰か はやいとこ 安心させてください。
*カレー研究第4弾* ココナッツミルクのしゃばしゃばチキンカレー

しゃばしゃばすぎてカレーというよりスープ。 おいしいけど期待外れで69点。
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