朝、服を着替えていたら ちょんすけがまとわりついてきて 着たばかりの服にふんをした。
ちょんすけ!ふんした!
と怒り声で言うと、 ちょんすけはびっくりして ちょっとはなれたところに逃げる。
ちょっとはなれたところから こっちをみている。 さっきまでチョンチョンまとわりついてきてたくせに。 おとなしくなっている。
しばらくしてもずっと しょぼーんとしている。
そのしぐさはどこでおぼえたんだろう。 それでもう胸がきゅっとなる。
ちょんすけ、もういいよ。 おいで。ちょんすけ。
とやさしく言ってみると ちょんすけは 即座にチョン!とないて肩にとまる。
また胸がきゅっとなる。
ちょんすけはときどき こういういじらしいところをみせるので、 わたしはどんどん虜になってしまうではないか。
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