へそおもい

2014年11月22日(土) 柿の木

きのうは
なかい山で
いいふーふの宴であった。

ふーふが10組も出演。
それぞれのふーふが
それぞれの味

シークレットゲストのチチ松村さんご夫婦の
インドの音楽の耳コピが相当おかしく
カーンとやられてしもた。

インド
なつかしいなあ
またいきたいなあ!

ライブが終わってからも
なつかしい顔
たくさん

みんなかわってなくて
元気そうで
うれしかった。

ベロンベロンに酔っ払い、
ビールもこぼし
かえりたくないといいながら
相棒にひっぱられて
ほぼ終電で帰宅。

そして
電車をおりてから
家までの間に
相棒とけんかになる。

いいふーふのはずだったのに!

なんだったかよくわからない
すごく小さなことで
けんか。

わたしを
放ってすたすたと
かえってゆく相棒。

その相棒の後ろ姿をみて
わたしは
酔っ払いながら
腹が立ち

もう家になど帰るものか!

とおもい
あたたかめの
公共の場所をさがそうとするも
さむい!

コートも
相棒が持って帰ってしまってた。

商店街のベンチでどうしようかと
頭を冷やし
相棒に弱音のメールを送る。

ひと気のない真夜中の商店街。

そこに通りかかったのは
ひと月ほど前
山歩きをしていた時に
出会ったおっちゃんだった!

山では
アケビとりしていたおっちゃん!

おっちゃんは

あんたおもしろいなあ!
なんでこんなところにいるの!
山であったでしょ!
奇遇だねえ!

という。
そして

そうだ
秘密の柿の木をみつけたんや
おしえてあげよう!

という。

おっちゃんに連れられ
細い道をあるいてゆくと
暗がりのなかに
きゅうに柿の木が!

ほら、
これはねじってとる。

おっちゃんに言われるまま
柿の実を
ねじってとる。

そうして
柿を数個とって

細い道を抜け
それぞれの
お家の方に。

おやすみなさいーと

おっちゃんと
別れる。

もう
腹立ちも何処かにすっ飛び
家に帰る気になっていた。

少し歩くと
相棒から電話が。

どこにいる?と。

相棒はお風呂に入った
さっぱり顔で
自転車で現れた。

ああ
探してくれたんだ
ありがとう。
よかった。

お家に帰ると
鞄から
柿がでてきた。

葉っぱのついた枝ごとの
柿の実。
夢じゃなかったんだ。

不思議な夜の場所に
迷い込んだみたいだった。









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はたさとみ [MAIL]

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