一人暮らしだった我が家にネコと男が転がり込んできた。男は褌一丁のざんばら頭で家の中をウロウロと歩き回る。ネコはニャアニャアと奥の六畳間にわたしを呼んでゴロンと横になり撫でろという。こんなことになるなんて人生はわからないものである。