2016年07月15日(金) |
ピンク色の空気を皮膚から吸いいれる |
夕暮れ時 台風の前みたいに 世界の空気が ピンク色になった。
急いで ビールと島らっきょをもって 堤防に腰掛けて 海に向かった。
身体全部の皮膚から このピンク色の空気を吸い込んで 身体の内側を ピンク色で満たそうと思った。
風がちょうどいい温度で となりに座っていたオトコビトと 美味しいねえ 気持ちよいねえ しあわえだねえと 言いあった。
日が暮れたら お家に帰って
ごはんを食べて うたたねして
起きたら オトコビトと 喧嘩になった。
わたしは、
客観的にみてー とか 普通はー とか だれが見てもー とか そういう物言いが とっても嫌いだということを みつけた。
この世の中には 真実はなくて 人の数だけ ものの見方があるだけだ。
人の数だけ プラネタリウムがあるだけだ。
わたしのプラネタリウムには わたしにとって最高にここちのいい 星空をうつしだそう。
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