へそおもい

2018年03月06日(火) せんせいがやってきた

大阪時代に
お世話になっていた先生が
研究のために
インタビューをしたいとのことで
島にやってきた。

ふしぎだ。

突然のことだ。

関西に住んでいた頃は
毎月くらいのペースで
自分に向き合う時間を
つくっていただいていた。

おかげで
矛盾だらけの
自分そのままを大切にして
身体の声に耳を澄まして
自分にしっくりくる道を
えらんでもいい
ということに自信をもてた。

そして
気がつけば
島に住んで
今の暮らしをしている。

変化の過程では
失ったものもあるが
悔いはないし
結構しあわせだと思う。

久しぶりに
お会いして

ゆっくりと
お話できて
とても刺激的だった。

3時間ほどの
インタビューの後

カオも一緒に
3人で晩御飯。

フィンランドでみてきたという
オープンダイアローグの話や
愛媛の自殺率の少ない地域の話
奄美の話
いろいろと刺激的だった。

わたしはいま
この島に住んで
なにをしていきたいのか
すこし言葉にできてきた。

心理の仕事は
本当は

ひかりのあたらない場所に
そおっとひかりをあててみたり
あたり前とされていることに
とらわれない自由な気持ちで
耳を澄まして対峙したり
滞っているものを
ちょんとつついて
自然な動きを促進したり
今ここの可能性にひらかれて
存在する

そんな仕事なんだよな、と
その先生に会うと
いつも思う。

尊敬できる
心理の先生だ。

お宿が遠いので
ほどほどで
お別れ。

先生が
出発するころは
星がみえていたのに

1時間ほどすると
大嵐。

テラスに干していたものが
バタバタと飛んで落ちた。

今夜は
不思議な風が
ふいたよ。


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はたさとみ [MAIL]

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