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■ 新版・指輪物語(2)旅の仲間(上2)/J.R.R.トールキン
映画の前に2巻目読了。 個人的には、実はこの「旅の仲間」が一番重要な部分だと思っているので、じっくり読んでおきたいところ。 指輪の仲間たちが、自発的に旅に加わるのでなければ意味がないし、それぞれがそれぞれの歴史や伝説を背負って、指輪を葬るという使命を遂行するわけなので、各登場人物の動機は、よくよく理解しておかねばならない。
ファンタジーではあるが、この中には尊い「自己犠牲」の観念が強く打ち出されており、すべてが自己犠牲の上に成り立っている。でなければ、なぜ好き好んで危険な旅に出なければならないのか、考えればバカらしくなってくるだろう。しかし、この「自己犠牲」は時代を問わず、現在でもいつの世でも重要な核なのである。
2002年02月27日(水)
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