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 Witch Hill ─ 魔女が丘/マーカス・セジウィック

『Witch Hill―魔女が丘』/マーカス・セジウィック (著), Marcus Sedgwick (原著), 唐沢 則幸 (翻訳)
単行本: 253 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 理論社 ; ISBN: 465207722X ; (2002/12)
内容(「MARC」データベースより)
火事で家を追われた少年は、クラウンヒルの村で炎と老婆の悪夢におびえる。村に埋もれた遺跡、突然死に隠された秘密。ヴァルプルギスの夜、すべての謎がひとつになり、伝説はよみがえる…。息づまるサスペンスホラー。


今日1冊読み終えたマーカス・セジウィック、どこかで聞き覚えがあると思って気になっていたのだが、去年1冊読んでいたのを思い出した。

「クリスマスの翌日から大晦日までの6日間を「Dead Days」と言うのだそうだ。というわけで、この期間に合わせて読もうと思って、ずっと楽しみにしていたのだが、いざ読んでみたら、全然面白くなかった」という 感想『The Book of Dead Days』 である。あ、この作家だったのか〜!と、がっくりきてしまった。「馬鹿にしてる!ああ、がっかりだ!つづきなんか絶対読まない!」とひどいものだ。これをすっかり忘れていたのだから、なおさらひどい。

全然面白くないどころか、例え大嫌いだと思っても、それを覚えている作品は、それなりに成功しているとも言えるが(好き嫌いなどは人それぞれだし)、全く記憶に残らないものというのは、それこそ箸にも棒にも引っかからないというやつなんだろう。

翻訳は唐沢則幸氏で、割と好きな翻訳家なのだが、それでも面白くないのは作家のせいだろう。子供向けの文体だから良くないのかと思って、違う文体で考えてみたけれど、やっぱり面白くない。

問題は、セジウィックが次々に全く違う作品を書くことで、1冊読んで懲りたにも関わらず、「今度のは面白いのかもしれない」などと期待してしまうことだ。シャロン・クリーチとか、アニタ・シュリーヴみたいなものかも。実際、今日読んだものは魔女ものだが、もう1冊借りたものは、狼に育てられたネズミという、まるで世界が違うものなのだから、もしかしたらと思ってしまうのは無理もない。

2005年09月28日(水)
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