蹴文修記

2003年11月12日(水) U20日本代表×U20オーストラリア代表


壮行試合で勝てなかったのは残念。結果的にね。

最近の若い世代に対して総じて言われること、
勝ちへのこだわりの少なさ。それが如実に感じられた。

プレーとか判断力の遅さ、これはチームが出来上がって
いないだけであり、あと半月あるんだからなんとかなる。
主力と考えていた選手に故障が相次いだことや、本来の
日程から半年もずれたことによる悪影響もあるだろう。

でもモチベーションの低さまで克服できるだろうか。
この試合、微妙な判定でPKを取られそれが決勝点となった。
シンガポール人の審判は試合前から予想していた通り、
両チームに対して不安定なジャッジを繰り返していた。

だからこそ、無理にでも突っかけて行って逆にPKを
もらうことも出来たはず。現にペナルティエリア外では
いい位置でFKのチャンスを何回も得ていた。
でも日本人選手はボールを持ち込み、エリア寸前でパスを
出せる相手を探してしまう。若しくは無理なシュートを
高いオーストラリアの壁めがけて放ってしまう。

PKをもらいに行くのは確かにきれいなプレーではない。
でも負けたら終わりの国際大会、どんな形でも1点が
どうしても欲しい場面は必ず出てくる。そこで汚いと
言われようがそんなプレーに走れる選手がいるだろうか。

このチームで勝ちたいという意欲が少ない気がした。
半年遅れてしまったことが影響しているのかな、みんなで
勝とうぜっていう気概が感じられなかったのが残念。



                               



ワールドユース2003 壮行試合 @国立霞ヶ丘競技場

  U-20日本代表 0 0(前半)0 1 U-20オーストラリア代表
          0(後半)1

得点:【豪】マクドナルド(後半5分)

警告:【日】永田(前半28分)
   【豪】ディレブスキ(前半45分)
   【豪】パンテリディス(後半9分)
   【豪】マクドナルド(後半40分)
   【日】栗原(後半47分)
   【豪】ブロスク(後半49分)

<U-20日本代表メンバー>
GK:1 川島永嗣
DF:13 菊地直哉
   5 永田充→14 谷澤達也(後半33分)
   3 角田誠→4 栗原勇蔵(後半0分)
MF:2 徳永悠平
   6 今野泰幸(cap)
   15 小林大悟→9 茂木弘人(後半19分)
   7 山岸智→20 鈴木規郎(後半27分)
   8 成岡翔
FW:10 坂田大輔→17 宇野沢(後半41分)
   11 阿部祐大朗

サブ:12 岡本昌弘、23 徳重健太、21 大久保裕樹、
   19 大井健太郎、22 青木良太、24 山口慶、
   18 長谷部誠、16 工藤浩平、25 高木和正


<U-20オーストラリア代表メンバー>
GK:1 コー
DF:4 ウィルキンソン
   5 ターカ
   3 パンテリディス→2 ヒース(後半36分)
MF:7 ディレブスキ
   6 ヴァレリ→11 マッケイ(後半41分)
   8 ジェディナク
   20 ウィールハウス→16 ウェルズ(後半25分)
FW:9 マクドナルド(cap)
   12 ダンズ
   10ブロスク

サブ:18 ウィリス、19 ミリガン、14 マードッカ、
   13 リクター、15 リア、17 ベアド


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