うさぎ日記
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2012年07月03日(火) 介護度4にはなったけれど。

介護度認定変更の結果、母の介護度が4になったので、
ケアマネさんが、6月分、7月分のサービス利用表をあらためて計算しなおして持って来てくださった。
介護度が上がればサービス単位数も上がるので、結果今の利用状態では、支払う金額は全くといってよいほど変わらないことが判明。
いやはや。

「施設、という選択肢はお考えではないですか?」
と、尋ねられたが、認知症になる前、折に触れては
「施設だけへは行きたくない。」と言い言いしていた母を思うと、
「此処が自宅だとわからなくなったら、考えますが・・・。
 なんとか在宅でまっとうできたら・・・。
 頑張ります。」
と、答える。

共に暮らす。
様々な奇行が、病気の故と解っていても、だからといって、
奇行によって引き起こされる諸々の困った、が解決されるわけでもない。

先日、テレビで大人の発達障害を取り上げていたが、
アナウンサーが
「たとえば会社でそういうひとと共に仕事する場合、
 どのように接したら、良いのですか?」
と、大人の発達障害の権威に質問していた。
権威は
「このひとは発達障害だから、こういうことをするのだ。
 と解ったら、心が楽になるでしょう。」
と、答え、アナウンサーは、複雑な顔をしていた。

アナウンサーは、「職場で発達障害のひとが引き起こす困りごとにどのように対処していったら良いのか。
対処を変えれば、困りごとも少なくできるのか。」
と、尋ねたかったのであろう。
その答えが「問題行動が病気の故だと解れば、心が楽になるでしょう。」
では、複雑な顔をせざるを得ないであろう。
「そんなひとと仕事はしたくない。
 仕事するなら、もっと普通にコミュニケーションがとれるひとと、バリバリ仕事がしたい。」
が、職場の本音であろう。

認知症も、様々な奇行が認知症の症状だと解れば、
「何故、どうしてこんなことをするの?!」
という思いからは解放される。
が、だからと言って、日々の奇行の後始末から解放されるということでもない。



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