うさぎ日記
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「施設という選択肢は全くお考えではないですか?」 と、ケアマネさんにまた尋ねられた。
介護度4になって、サービスの単位数があがり、 うちの場合、介護度3の時より負担が増えてしまったからだ。
「母が元気なころ、施設だけには行きたくない。と、いつも言っていましたので、ね。」 と、言うのだが、ケアマネさんは、どうも母ではなく私が、母の施設への入居を拒んでいる。と、思われているようだ。 「ですから、母が・・・。」と説明しようとしても、私の説明をさえぎって、あれこれ言われる。 頭から 「娘さんが、施設へ信頼を持たず、入居を拒んでいる。」と、決めつけておられるようだ。
どう言ったら、母がまだ中年だったころから、ずーっと、 「年をとって施設へ行くのは絶対に嫌だ。」 と、折に触れて言い言いしていたことを解ってもらえるのだろうか。
私としては、母があんなに嫌がっていた<施設>というところへ、まだ「此処が我が家だ。」と解っている母を行かせるのは、どうにもしのびないだけなのに。 母と母の友人は、友人、知人を施設に尋ねて帰って来ると 「どんなに良いところでも、あれはやっぱり姥捨て山だよ。 ああいうところへは、行くものじゃないね。」 と噂していた。 「どんなに設備が整って良いところでも、姥捨山」としか思えない者にとっては、施設へ入るということは「家族から遺棄された。」としか思えないものなのですよ。 と、言ってもダメ。
「でもねー。はっきり言って、家で看るより施設へ入ったほうが長生きしますよ。 施設のほうが管理が良いからでしょうね。」 などと、トンチンカンなことをおっしゃる。 だからー、管理の問題ではなくて、本人がすごく嫌がっていたから、と・・・。 どう言ったら解ってもらえるのだろうか。
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