うさぎ日記
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2012年07月11日(水) 施設、ね。

「施設という選択肢は全くお考えではないですか?」
と、ケアマネさんにまた尋ねられた。

介護度4になって、サービスの単位数があがり、
うちの場合、介護度3の時より負担が増えてしまったからだ。

「母が元気なころ、施設だけには行きたくない。と、いつも言っていましたので、ね。」
と、言うのだが、ケアマネさんは、どうも母ではなく私が、母の施設への入居を拒んでいる。と、思われているようだ。
「ですから、母が・・・。」と説明しようとしても、私の説明をさえぎって、あれこれ言われる。
頭から
「娘さんが、施設へ信頼を持たず、入居を拒んでいる。」と、決めつけておられるようだ。

どう言ったら、母がまだ中年だったころから、ずーっと、
「年をとって施設へ行くのは絶対に嫌だ。」
と、折に触れて言い言いしていたことを解ってもらえるのだろうか。

私としては、母があんなに嫌がっていた<施設>というところへ、まだ「此処が我が家だ。」と解っている母を行かせるのは、どうにもしのびないだけなのに。
母と母の友人は、友人、知人を施設に尋ねて帰って来ると
「どんなに良いところでも、あれはやっぱり姥捨て山だよ。
 ああいうところへは、行くものじゃないね。」
と噂していた。
「どんなに設備が整って良いところでも、姥捨山」としか思えない者にとっては、施設へ入るということは「家族から遺棄された。」としか思えないものなのですよ。
と、言ってもダメ。

「でもねー。はっきり言って、家で看るより施設へ入ったほうが長生きしますよ。
 施設のほうが管理が良いからでしょうね。」
などと、トンチンカンなことをおっしゃる。
だからー、管理の問題ではなくて、本人がすごく嫌がっていたから、と・・・。
どう言ったら解ってもらえるのだろうか。


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