ビー玉日記
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2005年12月03日(土)  日本人って。

引き続き「逆説の日本史」の話。

こんなことを書くと「あー、すぐ影響されちゃうんだから」って
思われる恐れがあるんだけども。それを承知で書くと。
本当にねえ。納得させられるんだな。
邪馬台国の場所。
卑弥呼=天照大神の説。
天皇家のルーツは朝鮮半島にあったという説。
などなど。

やっぱ「古事記」と「万葉集」。
怨霊と言霊は必須キーワード。
本当に、日本人は昔から今まで一貫して日本人。
怪談とか占いとかオーラとか目に見えないオカルトなものを気にする。
受験生に「スベル」が禁句だったり、結婚式のスピーチで「切れる」とか縁起の悪いことを口にすると不評を買ったりする。
私は、子どもの頃に親から「文字の書いてあるものを踏んだり跨ぐのはよくない」と注意されて、いまだにそれはすごく気にしている。
それも一種の言霊信仰。

「和」を重んじる、というのもね。
確かにそう。
行動の基準は「人に迷惑を掛けないで済むかどうか」だったりする。
ちょっと非常識なことをするのでも「誰にも迷惑かけてないんだからいいじゃん」って言い訳したりする。(それが通用するかどうかは内容によるだろうけど)
自分勝手だったり集団の和を乱す人って、大抵煙たがられる。
これが芸能界だったり何かの事件だったりすると、マスコミにバッシングされる。
何かコトを決めるのに、日本では「多数決」とか「話し合い」の方法をとる。
海外と仕事の仕方を比較するとよくわかる。
日本では、例えば何か仕事を進めようとする時、課長とか部長とか役職の付いている人に「これでいいでしょうか」と確認を取る。
正直面倒な時もある。でも、後で「何で言わなかったの」と言われるよりは先に報告しておく方が無難なので一応、聞く。
仕事の仕方としては、一つのチームとしてコトに当たっている、という印象が強い。
でも、海外では、基本的には個人が一つの案件の全権を委ねられていることが多い。
一人一人が独立して仕事をしている、という印象を受ける。
特にヨーロッパやアメリカなんかは。
(アジアは少し日本に近い)
どっちがいいとも言えないけど。


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