ビー玉日記
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2005年12月07日(水)  育ちがよいのも大変らしい

先日からマニアックな話が続いてるんだけど。

聖徳太子の家庭環境説。
ざっくり言うと、こんな感じ。
(この部分は『聖徳太子の悲劇』豊田有恒著 祥伝社 の引用を更に簡素化)
太子は18歳。天皇だった父は13歳で死んだが、家柄がよいので生活には困らない。土地の有力者の娘と結婚し、子も生まれた。
父の後で天皇の座についた伯父は妻の家庭教師に暗殺された。
妻はその犯人と不倫をしていて一緒に家庭を捨てて逃げたところ、家庭教師は妻の父の手で殺され、妻は後を追って自殺。
母は先妻の子(太子の異母兄)と関係を持って妊娠してしまった。
唯一頼りになりそうな叔母は死んだ妻の父と密かにできていた。

何これ、昼ドラ!?
世に言う「悲惨な家庭」は、ここまでひどくはないと思います。

『逆説の日本史』では、これらの出来事により、太子はノイローゼになって都を離れて温泉地で療養していた、という説を説いている。

ノイローゼになるか、よほどひねた大人になるか、っていうところでしょう。


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