ビー玉日記 | きのう もくじ あした |
2005年12月09日(金) 冬の日 最近、冬っぽくなってきた。 朝晩、ぐんと気温が下がる。 空の色がきれいなので、いつも思わず見入ってしまう。 外に出かけると、原色に近い鮮やかなコート色がすれ違う。 こんな風にもう30回も冬を迎えてきたんだなあ、と思うと、おもしろい。 冷え性なので寒いのはどちらかといえば苦手だけど、好きか嫌いかと言えば、実は好き。 冷たい空気の中にいると、頭が芯から妙に冴え冴えしてきて、ほんの少し賢くなったような気がする。 ストーブの火の暖かさとか、布団の温もりとか、手袋やセーターの毛の柔らかさとか、そういうものがじんわり身に染みるのが好き。 暑い時はそういうの考えただけで気持ち悪いって感じだけど、冬場は心からありがたい。 冬になると、夏場より思考がほんの少し真面目になる。 夏の間は何をするにも遊ぶことに心惹かれるのだけど、寒くなってくると勉強しようかな、とか、だらけていたのを引き締めてかからねば、などと思ったりする。 中学とか高校の時の受験の記憶の名残なのかな? やろうという気合だけで布団の中でうだうだしてるのは今も変わらないけど。 冬は、早朝。 雪が降っている時は言うまでもないけれど、 霜がとても白い時も、 また、そうでない時も、 すごく寒いので、火を大急ぎでおこして 炭を御殿から御殿へ運んで行く光景も、 いかにも冬らしい感じだ。 『枕草子』 |
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