さっか「じゃまっ。どいてっ」
あにき「(無言で右手だけ上げる)」
さっか「あほっ! 人類なら動けっ!
スクスクと粗大ゴミに成長しやがってっ!」
あにき「はあ〜。なにゆってんの。自分を見ろって感じ。
粗大ゴミってまさにこんなのだろって感じ〜」
おかん「あーあー。情けな……。
お母さんは二十何年もかけて、
粗大ゴミを二人も育てたんか……」
さっか「いや、違うよ。
おかあさんは粗大ゴミとして、
立派に子孫を残したんや」
おかん「粗大ゴミとしては優秀やったか」
あにき「なにゆってんの。
そういう選民思想は良くないよって感じ〜。
おかあさんみたいな人間が、
社会を悪しき方向へ導くんだよって感じ〜」
さっか「選民……? 人類の中からゴミを選ぶな」
おかん「ダメ、ということで選ばれんねんで」
あにき「ダメばんざい」