ある日の部室にて。
姉を持つG君1号は、小さい頃よくお姉さんに、
「お前は橋の下で拾われた」と言われていたらしい。
うちの兄貴も昔よく、同じことを言っていた。
首をひねる我々に対し、
弟を持つG君2号が、おもむろにこう語ってくれた。
「小さい頃の兄貴なんてそんなもんだよ」
G君2号は弟に、同じことを言っていたらしい。
「焦って必死で否定する弟が面白かった」
そういえば小姐(シャオチエ)も、
弟を怒らせておいてトイレに鍵をかけて籠もり、
足を持ち上げて一切の反応を絶つことで、
焦って必死に呼びかけてくる弟を楽しんだそうな。
どいつもこいつも。
しかしまあ、中学生にもなれば、下の子供にも知恵がつく。
兄や姉が理不尽であることを理解し、
不満を覚えるようになるのである。
その頃の兄妹喧嘩の内容を抜粋しよう。
(どの方言で言ったか記憶が無いので共通弁で記述)
私「うちのにーちゃんは頭オカシいって、
私の友達みんな言ってるぞ!」
兄「お前が外で歪曲したこと言うからだろバカ」
私「実際オカシいから言われるんだろ!」
兄「うわー、外で愚痴言ってんのサイテー。浅はかー。
俺の友達には、お前がバカだってことは有名だ」
私「それもお前が言わなきゃ有名になんねーことだろ!」
……。
なんちゅうお互い様感あふれる兄妹か。