先日、出張先の名古屋から品川経由で川崎へと舞い戻った父親。
彼は帰ってくるなり「モニター商品」と書かれたダンボールを開き、
我が家の風呂場の蛇口やシャワーを最新製品に変えてしまいました。
何が「モニター商品」か。
まいど当然の如くこれは、会社からタダで貰ってきた物なのです。
続けて、トイレのウォシュレットまで、無駄に最新鋭になりました。
トイレに入ると勝手にフタが開きます。
何もそこまで…と思うのですが、本人いわく、
「そう思うやろ? しかしこれが一度慣れると、開かんとムカつくねん」
まいど当然の如くこれにも、「モニター商品」とありました。
私は最新トイレを使わないままに眠りにつきました。
夜中、最近とみにおおい小さな地震で目が覚めて、
頭がボーッとしたままトイレに行きました。
みょ〜…っ。
フタが開きました。
ああそうだ、何か最新になったのだった…とぼんやりしていると、
みよじゅいー。みゅ、じいー。
何やら不可解な機械音が…。なにが作動しているのかは、謎。
よくわからないままフタを開けたままトイレから出ると、フタが閉まりました。
何やら安心して、そのまま再度睡眠。
どうせなら、きちんと意識のある時に最新鋭を初体験すればよかった。