今日の話は長いです。
しかも一気に書いたので、時々読みにくいかもしれません。
よくわからない部分があったら、掲示板で指摘してくらはい。
先日、都内某所のゲームセンターにて、
「お菓子をクレーンですくって手元に落とすゲーム」にお金を費やしました。
こういうの最近よくここに、キットカットが塔みたいに高く積まれているのです。
普段なら、ぐるぐる回るキャンディの袋を見て、
「ツルツル滑ってこぼれそうだな…」とか思うだけなのですが。
その時は、先客がすでに2つの塔を崩していたので、
回っているキャンディの中に、大量のキットカットが混ざっていたのです。
これをすくって台に乗せれば、確実に塔も倒せる!いける!
キットカットでキットゲット!(恥)
案の定、こぼれキットカットのお陰様vで、塔はグイグイと手前にズレました。
頭頂部が透明のドームに寄りかかり、塔崩壊はもはや秒読み!
そこだ、とらえろ、たおせ、くずせ、いけっ!
回るお菓子を凝視する成人たちの異様な熱。
その時、隣の人が先に塔を崩しましたっ。
やりおったっ。
しかし、残念ながら塔は横向きに倒れ、回るお菓子の中へ崩れ落ち…
ぐるぐる。
隣の人のポケットにはほとんど入らず。
悔しそうな隣の人。
ふっふふふ。残念でしたね。しかしおかげでこっちのポケットには、
あなたが倒したキットカットが入ってきましたよ。
すみませんね、ふっふふふ。
嬉しい顔をかみ殺しつつ、流れキットカットを黙って頂戴する私と友人。
しかし、あと一息!というところで、100円玉不足に。
千円札を握って駆け出す私。
しかし全ての両替機で新札が使えず、ピンチ!!
キットカットが!!
キットカットの塔が!!
今まさに陥落しようって時に!!
そこへ、天使のような女性店員さんが現れました。
私は彼女の「ふふっ、散財してるわね」という視線を浴びながら、
メダル交換機で両替ボタンを押す、という裏技を伝授され、
大急ぎで100円玉をジャラジャラ確保。
台に戻ると。
ぐるぐる回っているはずのお菓子が止まっていました。
あれっ。
隣の人が倒したキットカットの山が、流れの途中で詰まってしまったのです。
しかし店員を呼べば、今の微妙に絶妙なバランスは失われてしまう…。
あと一歩押せば崩れそうなのに、くに〜!
というわけで、隣の人を含めて3人、
今に動くんじゃないかと、止まった機械を凝視する成人たちの異様な執念。
…隣の人は、この時どうしてまだいたのか、よくわかりません。
恐らく、諦めきれずに残りのキットカットを狙っていたんでしょうけど。
じっと見ていても、機械は動きませんでした。
仕方なく店員を呼びました。
またさっきの女性店員。
「あ、あの、あっちのぐるぐる回るお菓子の機械が、
倒れたお菓子が詰まって止まってしまったんですけど…」
精一杯説明。
店員さんは、じっと動かない私の友人と隣の人の元へ駆けつけました。
友人は語りました。店員さんに。
いかに微妙な状態か。ドームを開けずになおせないか。
すると店員さんは、キットカットではないが、
チョコに空気が詰まっている謎チョコバー、「エアロ」が詰まれた台を指し、
「あちらでこのような状態にしますので…」と言ってくださいました。
ああ。
そのサービスは嬉しいけど、エアロか。
まいっか。
もう引くに引けないところまできてるし。
というわけで、エアロの台へ移動。
しかしこっちには…
倒れた塔がないので、回っているお菓子の中に流れチョコバーがない。
店員さんが台の上をキャンディでいっぱいにしてくれても、
だめなんです、だめなんですそれじゃあ、
店員さんが残りプレイ回数を8回にしてくれるサービスをしてくれても、
だめなんです、だめなんですこれじゃあ、
だめなんです!
キャンディじゃ滑って落ちるだけなんです!
諦めムードでいっぱいになる我々。
まだ居残って遠巻きに見ている、さっきの隣の人。
止まってしまった機械のお菓子を片付けはじめた店員さん。
そこで私たちは、更なる決意をしました。
さっきは台の上にチョコバーがあったのです、だからいけそうだったのです、
と、再度店員さんに駄々をこねたのです。
店員さんにとっちゃ、給料が変わるわけでもないわけで、
あっ、そうですかとチョコバーを台に乗っけてくれました。
おかげさまで、積年の恨み。
チョコバー砦の陥落。
どっざー。
あー。
これこれ。
これ待ってたんよね、これこれ。
来たねー大量に落ちたねーポケットの中がエアロでいっぱいだねー。
2人あわせて2000円くらい使ったねー。
で、あとでコーヒーを飲みながら獲得したいくらかのお菓子を数えたら、
全部で定価2000円くらいの量でした。
定価2000円でこんなにエアロとか買うことってまずないですよね。
でも、損してないし楽しかったからいいですよね。
ゲームセンターって本当にいいものですね。
それではみなさん、また来週。
さよなら、さよなら、さよなら。