小馬鹿なさっかの処刑人日記
GET TO HEAVEN.
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2006年02月12日(日)
残念なこと。

いや、ほんとに、残念でした。すごく残念。
なんて言ったらよいかわからないんけど、
簡単に言うと、夢を見たわけです。


まず、夢の中で、私は居間のテレビを横から見ていました。
テレビでは、ある映画の後半部分あたりをやっていました。
画面には、高い背丈にくしゃっとしたシャツにジャケットを着た、
味のある顔の若い白人俳優が映っています。

その俳優が演じる、冴えないチンピラ的ボンクラ男がその映画の主人公。
密かに思いを寄せる幼馴染の長い黒髪の女性に時々叱られたりしながら、
アクションだかサスペンスだかよくわからない事件をとりあえず解決します。

それを見て私は、「ああっ、これこれ、面白いシリーズだ!」と興奮。
「話も良いし、出てくるキャラクターがもう全員良くって味があって、
 掛け合いが全部、たまんなく面白いんだよね!!」

幼馴染女性のパパは主人公をあまり良く思っておらず、
彼が小さい時にどこか外国から引っ越してきたことを指して、
「あんな、どっから来たんだかわからん、得体の知れない外国人」
と言うのですが、それがまたシリーズのお約束。

今回主人公は、パパにはやっぱり邪険にされながらも、
ついに幼馴染女性と良い雰囲気に。
「どっから来たかわからん得体の知れない外国人だけどね」と、
お馴染みの笑顔でパパの口ぶりを真似する幼馴染女性。
2人の子供の頃からの長い付き合いが、やっと恋になりそうでした。
シリーズ数回目の、ファンを飽きさせない憎い展開。

しかし、大事件の解決間際、幼馴染女性死去。
映画クライマックス。当然、主人公は泣いています。

で、私はびっくり。
「ええっ、彼女が死んだらもう話になんないよ、これ、最終回!?」


でもまあこれで、この映画シリーズの面白さを改めて実感した私は、
このシリーズだったらDVDとかで揃えてもいいな、と考え、
更にこの映画には原作があったな、と思い出します。
それは、日本の漫画だったはずなのです。
……このへんから、急激に嘘っぽいです。

映画を観終わったあと、僅かな記憶を頼りに、
ネットで検索をかけてみました。
しかし記憶が曖昧なので、すぐには見つかりません。
唯一覚えている確実な情報は、主人公の呼び名「ネイバリー」。

シリーズの原作についての情報は手に入りませんでしたが、
さしあたり、俳優の顔写真が掲載されているホームページを発見。
それを見てうちの母親が、
「この人、シリーズの最初は若くて痩せててほんとに味のある顔だったけど、
 年をとってきてからは少し柔らかい普通の顔になったね」
とかなんとか、コメントしていました。
私は「いやあでも、この人といえばこの映画だよ」とかなんとか言いました。



夢から醒めて。ぼーっとして…。
「まさか…」
信じたくはなかったのですが、そのとても面白い映画シリーズは、
この世には存在しないのです。ないのです。

ないんだよ……。ないの…。

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 noted by さっか