unsteady diary
riko



 留守電くん、わがやへようこそ

電機メーカーの文系対象のセミナーに行ったんだけど、
そこの会場の4分の3ほどが、なんとソリューション要員としての応募で、
あらためて皆、SEやSIという道に注目してるんだなあと思った。
ちなみに私は、営業とか人事などの、いわゆるなんでもありの事務要員のほうで応募していた。

パソコンスキルとしては、理系の専門の人間もいる一方で、私と同様にWord、Excelくらいしか使わない人もSE希望だというので、思わず尊敬の眼差しで見てしまった。
「なせばなる、なにごとも」の精神で新しいことにアタックするのね。
私は以前、COBOL言語で挫折したことがあるので、プログラミング関係をやりたいとは露ほどにも思えなくて、なんとなく宇宙人に見えてしまった。
いまだに、これだけPCを使っていても、アプリケーションを使ってるだけで、このブラックボックスのなかみを知って動かしてるわけじゃないんだから。
システムをいじるという感覚が、未知との遭遇だわ。

こう考えてゆくと、自分の想像のつく範囲のことしか、やろうとは思えないんだなあ。
いくらIT業界は将来性ありと言っても、目を瞑って飛び込む勇気がない感じ。


やーっと留守電FAXつきの電話に買い換えた。
長かったなー。
昨日今日と、ずっと口論しっぱなしで、やっと承諾を得た。
あとで揚げ足を取られないように、すべてをうまく運ばなければならなかった。
そんな駆け引きを考えてることじたいが、疲れるなあと思いながら。


電話機を四苦八苦して取り付け終わったところへ、中学時代の友人からまた電話があって。
私以上にへこんでいるので、2時間ほど話をした。
自信のあった面接が、落ちたかもしれないという。
これまで一度も面接を通っていないので、不安だという。
私は彼女のいいところをいっぱい知ってるから、それを話した。
純粋に仕事をしたいと思っているその熱意が、伝わらないはずはないよ、と。

だが、そう思う一方で、就職の面接は、長い間付き合って分かるようなその人の良さが見抜かれるとは限らないのだ。
要領のよい、でもまわりの人からは嫌われているようないい加減な人が、
とんでもなくいい会社に就職することも、実際多くて。
一方で、マジメで、どれだけ誠実に仕事をこなすかよく知っている人でも、
そのとおりに認められるとは限らない。
自分という商品をプレゼンテーションする能力の差だと言えばそれまでなのだけど、なんとなく切ない気もした。

知り合ってメールをしている男の子も、彼女とよく似たタイプで、
私にはない誠実さとか、まめさをもってるのがわかるからこそ、
それが認められるといいなあと、思ってしまう。
人のこと気にしてる場合じゃないんだけど、でもそう願う。

2001年04月01日(日)
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