ニッキ ゆり 【HOME

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2002年07月10日(水) 7月10日。台風接近。

大雨の中、駅まで歩く。
久しぶりに学校帰りに駅前へ行く気がした。

ジーパンの裾がびしょびしょになったけど
ワタシはそんな事よりも、なによりも
あの人よりがもう駅にいるのか、気になって仕方なかった。

ワタシが「もう駅にいる?」とメールを入れたら
「もうつく」と返って来た。
その瞬間から手が震えてすごく緊張してた。

おかしなぁ、ワタシ。絶対に変だ。

ちょうど電車が来た頃、あの人もホームにやってきた。
「タイミングいいね」なんていいながら電車に乗って
いろんな話をした。

今まであんまり話をする機会がなかった分
息をつく暇もなく、たくさんお話をした。
それはとてもくだらない事だった。
兄弟はいるの?とか、今バイトしてるの?とか
そういう話。
だけど、とっても嬉しかった。

少しずつ知っていけるワタシが嬉しがっていた。

目的地は千葉の「ららぽーと」
初めて行くところだった。
大バーゲン中とか張り紙があって
洋服とか見たかったけど
「女の子の買い物は長い」
そう思われるのがちょっと嫌で
「雑貨屋さん行かない?」と誘って
スヌーピーの専門店へ行った。

「何か買ってあげるよ」なんていきなり言われて
嬉しい反面、緊張して何を選んだらいいのか分からずに
スヌーピーとウッドストックが二匹ついているキーホルダーにした。

お会計を済ましてワタシに渡してくれる時
嬉しくて嬉しくて、絶対大事にしようと思った。
「小さいから無くさないでね」
「はい!もちろん」

ワタシは恋人に内緒で
気になる男の子と遊びに来てる。
自己嫌悪になるかと思った。
でも、思っていたほど考える暇もなく
話が続いて、うっかり連絡を入れ忘れていたぐらいだった。

映画館に行って「アイアムサム」を見た。
丁度レディースデイで1000円で見れて
1人、感動の涙を流しまくっていました。
映画はあんまり集中できなくて
隣りに座ってる事が気になってドキドキが止まらなかった。


帰り道、駅のホームまで送ってくれた。
「場所わかってたのに」って行ったら
「方向オンチって言ってたから心配だったよ」って言ってくれて
ニヤニヤしながら電車に乗って、大雨のなかニヤニヤしながら帰った。

傘が折れたし、ジーパンもクツもびっしょりだったけど
全然平気だった。
何にも気にならなかった。

ワタシはおかしいって、かなり思った。
恋してるんだなって、はっきり、確信した。


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