ニッキ ゆり 【HOME】
- 2002年07月26日(金)
やっとテストが終わった。
帰り道の自転車で友達が「なんかテスト終わった気しなくない?」と言った。
そういえば、なんだか解放感というものが味わえなかった。
「カンペしてたからじゃん?多分…」
「だね!覚えようって気なかったもんねー」
「いや、私はあったけどね?(笑)」
「ゆりに限ってそんな!(笑)」
そんなくだらない話が楽しかった。
昨日バイト先で買ったTシャツを今日着ていったら
「新しいもの好き」と店長に言われた。
買ったものはすぐに着たいタイプなだけです。
新しいモノじゃなくても、なんでも。
手に入れたモノはすぐに試して見たくなる。
本当に似合うよね?って、本当にこれでいいんだよね?って。
何に対しても。
恋人に恋人が居てもいいかもしれない、平気かもしれない。
そんな夢を見た。(テスト中に)
恋人に好きな人が出来ても、ワタシと離れる事になっても
きっとワタシは平気よ。それでも付き合っていられるわ。
なんて、そんな事を夢の中のワタシは言っていた。
また昔の繰り返しかよ・・・、なんて目が覚めて1人でつっこんでいたけど。
ワタシはもうそういう事は出来ない。
付き合っている人、同棲している人がいる、と知っていながら
その人と付き合っていられない。
確実に知っていたわけじゃないから(あの時は)
信じようと思ってがんばっていたから付き合っていられたんだろうけど。
今のワタシには、もうそんな事が出来ない。
出来ないというか、したくない。
どんなに好きでも、多分、「お前も好きだ」と言われても。
昔の話はどうでもいいんだけれど…。
気が付いたらもう7月も下旬で
もうすぐ8月で、早くも20歳!
信じられないし、怖いし、不安だし、でも楽しみだし。
とっても複雑。
「もう20年も生きてるの」口に出して言ってみると
なんだかとーっても不思議な気分になった。
きっと19歳と12ヶ月の23時59分のワタシと
20歳と1日目の24時01分のワタシに、たいした変わりはなんだけど。
だけど、どこかで、変われたらいいなぁと望んでるワタシもいる。
20歳の記念に本を出す!なんて言っていたけど
実際、そんなに簡単じゃなくて
20歳のワタシはきっとステキなお姉さん!なんて思っていたけど
実際、ちっとも成長していない子供のまんまだし
20歳のワタシはとっても頭のいい人になって
ステキな恋愛をしれいるんだ!なんて思っていたけど
実際その間際になってみて頭なんて良くないし、むしろ下の下だし
ステキな恋愛どころか、人を見るのも疲れているのが事実だったりする。
理想と現実は本当にかけ離れている。
だけど全然悲しくないのは、どこかでそれを、もう受け止めているからだと思う。
19歳から20歳になる瞬間
今までのワタシから脱皮するように、何かを脱ぎ捨てられたらいいのに。
そしたら実感もあるだろうし、がんばれるんじゃないのかって思った。
今までずっと、ずっとそうだった。
ワタシは夏の真ん中に生まれた。
高校2年の時16歳から17歳に変われるのが嬉しかった時があった。
17歳の夏だね*なんて思って浮かれていた。
だけど、ワタシは夏の真ん中に生まれたわけだから
「17歳の夏」と言っても半分16歳で過ごしていたから
夏の全てが17歳の記憶ではない。
次の年、半分17歳で半分18歳で夏を迎え、過ごす。
それがずっと嫌だった。
両方を体験したんだよ!って思ってみても
他の人が羨ましいなんて事を思っていた。
今、そんなことをあーだこーだ言ったって、誕生日が変わるわけでもないし
これからずっと変わらないんだけど
なんだかそれがずっと嫌だった。
今年でそれが変わればいいな。
もっと昔の小学生の頃は、誕生日会を開こうとしたって
お盆真っ只中でみんな田舎に帰っていて寂しかった。
誕生日当日に「おめでとう」と言ってくれる人が家族だけで
友達から直接言われているクラスの人が羨ましかったりもした。
今じゃケータイとかで日付が変わった直後、いっぱいメールが来るけど
やっぱり「おめでとう」は直接言われたい。
家族じゃなくて、大切な人とか、友達とかから。
でも、今は家族だけでも充分。そう思えるようになった。
不思議だな。なんか、しみじみそう思った。
今年は恋人とも過ごさず、実家に帰って
姉の結納祝いと同時に祝われる。
嬉しいけど。とーっても複雑なのです。
K君の彼女(だった子)がまだ指輪をしていた。
「あれ?別れたんじゃなかったの?」と友達がワタシに言ってきた。
目を凝らして指を見ると、本当にそうだった。
別にワタシにあの2人に何があって、今どういう状況なのかっていうのを
聞いたりする深い理由もないから、気にしていなかったけど
K君との事があって以来、その彼女を見ると居た堪れない気持ちになっていた。
普通に話せているワタシが嫌いだった。
こうやってウソをついているワタシが醜かった。
会話をしながら「ごめんね。」と何度も思った。
愛のないセックスは絶対に何があっても、もうしません。
新たに誓った。