ニッキ ゆり 【HOME

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2002年08月02日(金)

テストが終わって慌しく色んな行事をこなして
最近やっと落ち着いてきた。
学校の事もワタシ自身の事も。
このまま順調に進んで夏休みになってくれればいいけれど。

何かがプツリと切れたように
ワタシのココロの中も少しおかしかった。
変だった。そう、何かにまとわり付かれているようで
いつも何かが気になった。
周りの視線とか、コトバとか。
それを吹っ切る為にした事は
逆にもっと周りの視線を集める事になってしまった。

だけど、ワタシは変わりたかった。
「怖い」ってもっと言われても、それは外見だけで
中身はそんなんじゃないもん。
知っている人は知っているんだ。
だから気にせずやった。

友達に安全ピンでプスっと一刺ししてもらい
ピアスを開けた。
耳じゃなくて、念願かなって唇に。
痛々しい、とか女なのに?とか、色々言われたけど
「お前ならやると思った」とか
「ゆりらしい行動だねぇ」とか
そう言ってもらえる人がいてよかったと思った。
表向きだけでも構わない、とさえ思った。

気分を変えたかった。それだけ。
10月には閉じてしまうから。
期間限定。だから開けた。


原宿のお気に入りカフェに隣接するネイルサロンへ行った。
グラデーションにしてもらって、とっても綺麗。
指先に綺麗に塗られていく様を見ていると
「女の子でよかった」なんて思ったぐらい。
サロンのお姉さんとも仲良くなれて、良い気分の1日。
絵本の専門店にも行って、黙々と絵本を読みふけり
友達は「半分1人みたいなもんじゃーん!」と言いつつも
絵本を3冊持ってテーブルでずっと読んでいた。
ワタシが声をかけても「ちょっとまって」。
気を使わない友達だから出来る事。
なんだか充実してた。

恋人は相変わらずで
「会おうね」とメールが来ても
「このドラマ見てから行く!」と言われ
部屋の片付けをして待っていたら
「眠いから寝る〜」だったり。
もうだいぶ慣れたけれど…。
雨の中走ってきてくれた事に
ワタシが涙を流した理由を「反省して泣いた」と思っているらしい。
でも、本当は「愛しくて愛しくて、胸が痛かった」から。

蔑ろにしてメールを返さなかったワタシ。
大切なものを失う所だった。
本当に。


K君は狂ってしまったのかもしれない。
「このままの関係で居てほしいんだけど」なんて。
そんな事言うのかぁ。
そういうつもりだったのかぁ。
「寂しかったから」の行動をこれからも続けてほしいなんて
ビックリしてメールを見た瞬間、電源切ってしまった。
電話が来たら焦ってしまうし。
ワタシはK君の性欲を解消するモノじゃない。
それにワタシはK君とも、他の誰とも愛のないセックスはしない。

「K君はひとつひとつをちゃんと解決しなくちゃ駄目だよ」
メールを入れて、またすぐ電源を切った。
その日の夕方、バイト先でK君は終始ハイテンションだった。
ワタシは一言も話し掛けなかった。
そしてK君も。

友達のまま、いい関係でいたかった。K君とは。
きっともう戻れないのかもしれない。
少し寂しい。



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