ニッキ ゆり 【HOME】
- 2002年09月29日(日)
土曜日の夜、洋服屋さんのバイトでちょっとしたミスをした。
PC入力の間違い。伝票の読み方を間違ったからだ。
本当なら19時をすぎていてもやって行くつもりでいたけど
居酒屋のバイトが待っていたから
「明日ちゃんとやり直します」と言って居酒屋のバイトへ行った。
居酒屋のバイト。
延々と1時間説教を頂きました。
ワタシは覚えが悪いらしいです。
そして、全品300円でやっている理由や
毎日が1円単位でやっているということ
お客さんには払ってもらうお金に相当したサービスをしたいということ
そして、ワタシはそれが出来ていないということ。
「君は1ヶ月たっても全然出来てないよ。いい加減覚えて?」
「満席になった時のことを想定して教えてるの。自分のやりやすいやり方で
勝手にやらないでくれるかな?」
「きっと君にとってこのバイトはあーだこーだ言うとっても厳しいバイトかもしれない。
だけどね、ここでやめちゃ、どこに行っても同じだからね」
最後のひと言を聞いてなんだか腹が立った。
ワタシが「やめる」なんてひと言も言っていないのに
辞める事を想定して話をしている、その店長に
ものすごく腹が立った。
出来る子とワタシを比べられても
もちろん、ワタシの方が出来ないわけなのに
早く同じになって、なんて言われても困る。
1年以上やっている子と比べられても困る。
そして、すごく悲しくなる。
今日のバイトは洋服屋だけだった。
K君が来ると店長の機嫌は良くなる。
理由は簡単。
仕事場に男の子はK君と店長しかいないからだ。
やっぱり男の店長はK君がくると嬉しいらしい。
でも、嫌味な感じじゃなくて
かわいらしいな、という、そんな感じ。
休憩中、シュークリームを頬張りながら
ケイタイのメールを見た。
「窓ふいてたね(^^)」
なんで前の恋人からメールが来ているのか不思議だった。
そして、どこで、いつワタシを見ているのか不思議で
だけどその前に、変えたアドレスをどうして知っているのか不思議だった。
返信しようと思ったけど、やめた。なんとなく。
そのまま削除した。
何にもなかったかのようにシュークリームを食べ終わり
コーヒーを飲んで煙草を吸って店内に戻った。
新しいニットが入ってきた。
ボーダーのニットパーカー。
バイトが終わってから買おうと思っていた。
今日入って、今日売れる、ということが今までなかったから
きっと売れることもないだろうと思っていたから。
また、めぼしをつけたニットパーカーは売れていきました。
しかも後30分でワタシが手にするはずだった色のパーカー。
お客さんがそれをレジに持ってきたとき
ワタシは「え・・」という顔を自然にしてしまったらしい。
店長が「お願いします。」と値札を切り取ってワタシに渡した。
しぶしぶレジを打つ。
愛しくそれを綺麗にたたんだ。
ワタシが着るより似合うかもね。
うん。バイバーイ。
そんなことを思いながらお客さんに渡した。
でも今日はニットパーカーの他に
カットソーも目をつけていた。
「まだあれがあるし!」そう思って少し前向きになりながらバイトを終えた。
身支度を終えて店内に戻ると、そのカットソーもなくなってた。
店長に「あのカットソー、ディスプレイにつかいました?黒いの」と聞くと
「あー今売れたよ。」
もうやだ。
月曜日、ニットとカットソーを買おう。
別のお店で。
バイト先でめぼしをつけるのはやめよう。
凹むのは嫌だ。
そして、もし欲しいのがあったら
バイト中でも買ってしまおう。
電話をかけたけど、出てもらえなかった。
勇気をだしてボタンを押したけど
やっぱり出てもらえなかった。
あの人にとってワタシがどれほどの勇気で電話をかけたか、なんて
ちっとも関係ないこと、わかっていたけれど。
話がしたい。