ニッキ ゆり 【HOME】
- 2002年11月30日(土)
忘れ物の時計を渡す時、電車の中で書いた手紙も一緒に渡した。
一瞬の出来事。
きっと誰も気がつかなかったと思う。
すぐにワタシはキャンドルを売る場所へ戻った。
向こう側で手紙をお財布に入れるところを見た。
嬉しかった。
そのまま読むのを忘れてしまってもいい、なんてことも考えた。
なんでだろう。どうしてだろう。
読んで欲しくて、伝えたい事があったから書いた手紙なのに。
渡せた事、それをお財布に入れてくれた事、それが嬉しかったのかな。
ボランティアとして参加するのは
大好きな人と話すこともままならないから
本当はあんまり好きじゃない。
だけど、一生懸命に綿菓子を作っている姿とか
チェックのエプロンをしている姿とか
仕事じゃない日にはシルバーの指輪をすることとか
今まで見たことの無い姿を新しく発見できたことが楽しかった。
だけど、ほんわかする気持ちばかりでいたわけではない。
急降下してしまうほどマイナスになった瞬間もあった。
ワタシの中の嫌いなワタシがふっと現れること、やっぱりあった。
だけど、「思ってくれていることが嬉しいと思う。だから前向きなんだ」
と手紙を読んでそう言ってくれたことで、ワタシはだいぶ前向きになった。
どちらかが、ものすごく前向きだと
相互作用で二人とも前向きになれることに気が付いた。
次に会えるのはいつだろう?って楽しみに待っていられるワタシがいる。
すごくびっくりした。
どうしてこんなに前向きなんだろう、と。