ニッキ ゆり 【HOME】
- 2002年12月02日(月)
何も出来ないかもしれない。
何にも与えられていないかもしれない。
それでも、気持ちは何も変わらなくて
増えるでもなく、減るでもなく
一定のライン上をどんどん進んでいっている。
ワタシはそれでいいと思っている。
「間違ってるよ」とワタシの進む方向に
誰かがコトバをかけても
きっとワタシは聞く耳をもたない。
「そうかもね。」とだけ言って
進んでいってしまう。
それが悪い事だとは思わない。
ワタシが決めた方向だから。
どうしても学校に行きたくなくて
ベッドの中で電話をかけた。
20分くらい話したあとで、友達からメールが来た。
−今日来ないの?
−迷ってる。
−おいでよー!
結局、友達からの電話で説得されて
だるかったけど、学校へ行った。
ずっと眠ってた。
授業なんか受けていられなかった。
なんでか、わからないけど、とにかく今日はそういう日だった。
仕事の合間に少しメールが届いた。
授業中眠っていてもバイブの音で目が覚めて
メールを返信していた。
バイトのある日の夜は決まって電話が出来ない。
ワタシはそれがとても寂しい。
だから朝、必ずかけるようになった。
声を聞きたいから。
あの声はワタシに不思議な力をくれる。
あの声を聞くだけでやる気が出てくるけれど
だけど今日はやる気も何にも出てこなかった。
疲れてた。
「いつ会えるかな。」
「週末は仕事の泊まりもあるしなぁ。今週も来週も」
仕事ならどうしようもないのだけれど
やっぱり寂しかった。
年明けに北海道へ一人旅へ行くと言っていた。
ワタシも一緒に行きたい、と思った。
でも、言わなかった。
年末も年越しも一緒に過ごせないけれど
その分年明けの少しの時間、一緒に過ごせればいいと思った。
今は欲張りになりたくない。
今は少しがんばって我慢しているワタシでいたい。
それが今は一番いいと思っている。今は。
バイトが終わったのは23時を過ぎていた。
店長がお詫びに、とお弁当代をくれた。
携帯を見ると−だめだ 限界 寝るよ とメールが来ていた。
ギリギリまで起きていてくれたこと、
胸がキュンとなった。
−今バイト終わったよ。おやすみなさい
精一杯のひと言を送信して、ほっかほか弁当でお弁当を買って
家に帰ってそれを食べた。
携帯が鳴る。
大好きな人だと思って急いで携帯を見た。
メールは友達からだった。
ワタシはこんなに繋がっていたい、と思っていたんだなと思った。
こんなにも返信を期待しているんだなぁと。
とても悪い癖が出てしまった。
返信を期待してはいけないのに。
好きなときに返してね。
そう思っていたけど
本当は返してほしい、と誰よりも強く思っていた。
仕事中はなかなか返せないことはわかっている。
だけど家に帰ったらやっぱり返して欲しいと思っている。
それを口にしてはいけない。
大好きな人からのメールに依存したくはない。
でも、少しでもワタシのコトバを届けたくて
少しでも大好きな人のコトバが欲しくて
ワタシはいつも電波を気にする。
ワタシはいつも携帯を、着信を、メールを気にしてる。
本当はいつも会えたらいいよ。
本当はもっと近くに住んでいたらいいよ。
だけど、それを考えるときりがなくて
もう寝るっていうのに切なくなって眠れなくなってしまうから
これ以上考えるのはやめるよ。
また明日、電話越しの声が聞けますように。