ニッキ ゆり 【HOME】
- 2002年12月06日(金)
「ゆりは弱気にならないで、強くなるんだって決めたんじゃなかったっけ?
ちゃんと弱い自分を見つめて、今がむちゃらに頑張れるって思うなら
頑張るのも手だし、弱くなってる自分を見つめて、ゆっくり頑張るのもありだし ね。
今はちゃんと学校に行って、ノートをとりながら、まずは落ち着くように。
相手にも考える時間は必要だしね。」
キョウコからのメールで、頑張りすぎていたココロに
ずーんと重たい疲れが襲ってきた。
「なんか疲れちゃった」
そう言ってみたら、体の力が抜けていくのがわかった。
朝から言い合った。
ワタシの放ったコトバで最終的なことを言われるのが怖かった。
どうして口にしたのか、わからなかった。
精一杯で、何を言ったらいいのかわからなかった。
本当はいつもココロの中で思っていたことだった。
だけど、本当であってほしくないことでもあった。
確実なものだったのか、そうではないものだったのか
本当の所は何もわからない。
だけど、言ってはいけないコトバだったことは本当だった。
「言わなくてもわかってもらえる時期があったから。」
ワタシはずっと昔の人と同じ様になれないし
昔の人がどんなに強い人だったか、なんていうのもわからない。
ワタシはそんなに強くない。
「好き」のコトバなんて欲しくなかった。
ただメールを返してくれれば、それだけでよかった。
必死になって大好きな人を知ろうとした。
必死になってワタシを知ってもらおうとしてた。
「お前はがんばりすぎるんだよ」
タエコのコトバが何度も繰り返しココロの中でぐるぐるしてた。
無理に頑張っていたワタシを今冷静になって振り返った。
もうやめよう。
だけど次の瞬間、それはとても辛くなる事だ、とやっぱり思った。
時間がたてば平気になることは、もうわかっていた。
今までがそうだったように。
でも、頑張れるところまでやってみようと思った。
次は精一杯にじゃなくて、もっと時間をかけて。
1度決めた事、それを突き通す性格。
頑固な人だけど、それを変えてみよう、変えてやるんだ、と思った。
−帰ったら連絡入れるよ。今は仕事に集中します。他部署との旅行だから気をつかうよ。
メールが来たのはお昼を過ぎた頃だった。