ニッキ ゆり 【HOME】
- 2002年12月07日(土)
朝10時、小雨が降っていた。
吐く息が白くておもしろくて、なんだか楽しかった。
ピンッと張りつめた空気が好きだと思った。
学校に早く行った。
試験だから、じゃない。
部屋にいたくなかったから。
暖房で生暖かくなったあの部屋の空気は
ワタシにはとても重たくて、とても息苦しかった。
試験が終わり、タエコの自転車に二人乗りをして
駅まで乗せていってもらった。
TSUTAYAで借りたDVDを返却ボックスへ入れて
2階のビデオとDVDコーナーへ行った。
「リリィシュシュのすべて」を借りて歩いて家へ戻った。
CDも借りようと思ったけど
目に付く物があまりなかったので、今日はやめることにした。
コンビニでサンドウィッチをカフェオレとチョコエッグを買って
家に帰って朝少し見ていた「王様のブランチ」の続きを見ながら
買ってきたチョコエッグを開けた。
なかなか出なかったベルが出て嬉しかった。
さっそく組み立てて、プーさんの横に飾った。
サンドウィッチを食べながら携帯を見た。
まだ連絡は来ない。
少しネットをしてから借りてきた「リリィシュシュのすべて」を見た。
部屋の明かりを消してホットカーペットを暖かくして
膝に毛布をかけてミニシアター風にしてみた。
煙草を3本吸った。
昨日作ったシチューを温めなおし
キュウリとにんじんと玉ねぎを切って
ツナとコーンを混ぜてサラダを作り
テレビを見ながら夕食を食べた。
時折、携帯が鳴った。
そのたびにドキドキしながら携帯を開いた。
大好きな人からだと思いながら。
だけど、どれも違った。
だけど大切な友達からで、ひとつひとつ丁寧に返信をした。
まだかな、まだかな、と思いながら待つと
時間が途方もなく長く感じてしまうから
「へっちゃらだもんね」と思いながら待つことにしたけど
1時間ももたなくて、ただの強がりでしかなかった事に気が付き
自分が少し嫌になった。
投げ出しちゃう前にワタシなりにやってみたいから。
ワタシはきっと待てるはずだから。
電話をかけてみればいい。
だけど、まだ帰ってきていないかもしれない。
でも、携帯なんだから出るかもしれないじゃない。
運転中だったりするかもしれない。
ワタシがかけたときに出てほしい。
でもワタシはかけない。メールも送らない。
「連絡する」というコトバを信じたい。
あんな事言ったのに「連絡する」と言ってくれた
その気持ちを信じたい。