ニッキ ゆり 【HOME】
- 2002年12月08日(日)
バイトの帰り道、社員のモモさんと歩いて帰った。
家が近いことを初めて知った。
お店のオープン4周年記念のパーティーをどうしようか、とか
忘年会はいつにしようか、とか新年会やる?とか
そういう話を楽しくしながら歩いた。
雨が降っていて、外は想像以上に寒かった。
ワタシもモモさんも鼻の頭が赤かった。
煙草を吸いながらゆっくり歩いた。
時折、雨の雫が傘の外から入ってきて、それが手にあたり冷たかった。
昨日の夜、待てずに電話をかけた。
いっぱい泣いた。
「『でも』って言わない事。まずは自分を頑張ること」
「うん。」
「がんばれよ。」
この先どうなっていくのか、どうしていくのか
そんな話はしなかった。
涙が出てきた。
ワタシは大好きな人の一番になりたがった。
大好きな人が想う人、それはワタシであってほしかった。
「もう会わないんだから、ワタシが頑張ってるとかわからないよ」
「会わないなんて、誰が言った?」
「会わない」そう言わなかったけど
きっと会うことはないような気がする。
たくさんのありがとうを伝えたいと強く思う。
そして、ワタシはこれから「体験」を「経験」に出来るように
時間はかかってもいい。着実にこなしていこう。
大好きな人は頭から離れない。
お別れをしたわけでもないし、そういうコトバを言ったわけでもない。
だけど、なんとなく伝わる。
もう連絡もしないことや会わないこと。
大好きな人のことだから、やっぱりわかってしまう。
もっと時間をかければよかったのかな。
期間を置く、ということなのかもしれない。
だけど、ワタシはこの次に連絡がくるまで待てない。
実際、今朝からメールを入れた。
返事は来なかったけれど、待っていたわけでもない。
バイトが終わってから、寝てるだろうか、わからないから電話をかけた。
だけど、電話は無残にも留守電になってしまった。
寝ているのかもしれないけど、故意的だったのかもしれない。それはわからない。
丸1日連絡を取り合わなかった。
一方的にワタシが送信ボタンを押しただけ。
返事を待っていたわけじゃないから、何も辛いことはなかった。
だけど、バイトの休憩の合間にカバンから携帯をだして
メールの確認をしたとき、受信メールが1件もなかったとき。
あっても、大好きな人からじゃなかったとき。
少しだけ辛いと感じた。でも、思っていたほどじゃなかった。
店長やK君が笑ってくれていたから。
わかっているのは、明日からワタシは送信ボタンを押さないということ。
それだけ。