ニッキ ゆり 【HOME】
- 2003年02月10日(月)
エコノミークラスの飛行機に乗って12時間。
そこからバスで3時間のシュトゥットガルトの街へ。
ベンツやBMWが当たり前のように走っていて
車を見るたびに「かっこいいねぇ」ばっかり言っていた。
次の日から施設見学や交流会。
それが4日間続いて、3日目から夕方から自由時間があった。
シュトゥットガルトの街並みはとても綺麗で
観光地ではない分、日本人が歩いているとやっぱり見られてしまった。
「スモール!」という声が聞こえて振り向くと
私たちを指差してニコっと笑った。
観光に行くわけではなく、あくまで、研修旅行。
丸1日自由時間なんてものはなかったけれど、それなりに楽しんだ。
大きなメイン通りの小道を入って行くと公園があって
パウダースノウの上をキュッキュと音を立てて歩いた。
世界史の資料集で見たような建物。
絵葉書でしか見たことの無かった教会。
夢見たいな気分でたくさん歩いた。
アイスワインがおいしくて気絶しそうだった。
黒ビールは飲みやすくて部屋でこっそり呑み会をした。
駅の近くのお店でフランクフルトやアイス、ピザなんかを買って
歩きながら食べた。
外国では食べ歩きも格好いい。でもドイツ人だから。
日本人だとやっぱりどこか垢抜けないけど
食べながら駅前を歩いた。
プレッツェルにマーガリンが挟まっていた。
小さなパン屋さんで自由時間になると毎日買った。
チョコレート菓子のお店で量り売りのチョコを買って
夜の秘密の呑み会でお菓子やフランクフルトなんかをみんなで食べて
軽く酔って毎日楽しかった。
研修だったから、お酒は禁止だった。
でも、先生は見て見ぬ無理をしてくれた。
夕食はだいたい自由時間内に各自で食べる。
片言のドイツ語でメニューを指したり
お金を払ったり、挨拶をしたり。
そのひとつひとつがとても楽しかった。
観光は最終日。
ベンツ博物館やナウルの大聖堂、ハイデルベルグに行った。
大聖堂では500年かけて完成した教会でパイプオルガンを聴いた。
音の振動が伝わってひんやりした空気が流れてくるのがわかった。
ハイデルベルグのお城は誕生日プレゼントに一晩にして立てられた門を見たり
世界一大きなワイン樽を見たり試飲をしたり。
ベンツ博物館はとりあえず、写真をいっぱい撮った。
友達と2人部屋。
タエコは相変わらず寝起きが悪かった。
でも、バイキングの朝ごはんをみるといつも食べきれないほどお皿いっぱいに
果物やマフィン、サーモンやチーズなんかをとっていた。
毎日が愛しいほどに過ぎていった。
勉強になる部分もいっぱいあった。
でも、友達と過ごした夜の時間や買い物の時間の方が楽しかった。
12時間かけて違う国へ行くのはとっても大変だったけど
それ以上にいっぱいの思い出がワタシの中にあって
疲れは感じなかった。
来週からは2年生最後のテスト。
めんどくさいけどがんばろう。