ニッキ ゆり 【HOME】
- 2003年02月02日(日)
目の前にあるもの全部がおいしそうで
お腹いっぱいでも手を出してしまう。
ひとつだけ、ひとつだけ。
これを食べ終わったらおしまいにしよう。
食べ終わりそうになったところで、ほんの少し残しておいて
次のモノに手をだしてしまう。
だって、どんな味かしりたいじゃない。
一口だけなら、別にいいじゃない。
そんな考えしたくない。
欲張りすぎる。
食べ物に対して。
これが人に対してだったらどうだろう。
恐ろしく何股もかけている。
ワタシは食べたい物ひとつを食べられたらそれでいい。
大好きな人が1人、傍にいてくれたらそれでいい。
なのに、どうして上手くいかないんだろう。
お腹いっぱいってわかっていても詰め込んでしまう。
目の前にある美味しそうなものに目がくらんで
もっともっと詰め込んでしまう。
後で大変な目に合うとわかっているのにもかかわらず。
食べ過ぎて胃がキリキリする。
食べ合わせなんてお構いなしで、食べたい物を食べたいだけ食べた。
何かにイライラしてる。
何に対して?
きっと生理前だ。そう言い聞かせて喉に指を突っ込んで吐いた。
ねぇ、おしゃれな人ってかわいいよね。
そうだね。
かわいい人っていいよね。
そうだね。
かわいい人と一緒に歩きたいよね。
そうだね。
おしゃれになりたいなぁ。
そうだね。でも、だったらなんだって言うの?
おしゃれでかわいい人。もちろん憧れるけど
憧れるだけで、似たような格好をしたいとも思わないし
同じブランドの洋服を買おうなんて思わない。
ワタシにはワタシのスタイルがあって
ワタシにはワタシの選ぶ着たいモノがある。
参考する人やモノなんて何もない。
似合わないモノを無理して着たってつまらない。
似合うモノをたくさん着まわして楽しみたい。
洋服屋のバイトをしていると
そういう「かわいい人」を良く見かける。
似たような格好だなぁ。
さっきの人もこんな感じだったよなぁ。
流行りモノを買うこと、それを悪いなんて思ってない。
だけど、もっと自分の自分らしさを持ってもいいんじゃないかって思う。
みんながチェックのパンツを履いていたころ
お店に来る人の半分以上が似たようなチェックのパンツを履いていた。
ディスプレイすれば必ず売れた。
でも今はディスプレイしたって売れない。
しまいにはセール札がついて売られてる。
そんなモノなんだ。
そういうモノなんだ。
流行りモノのような人になりたくない。
あっという間に興味がなくなるような
そんな存在になりたくない。
必死にもがいて
格好悪くたって存在していたい。
綺麗になんて生きれない。
つまり、ワタシは。