ニッキ ゆり 【HOME】
- 2003年03月21日(金)
午後一で技能教習の予約があった。
11時ごろ起きだして身支度をした。
この前買ったロングカーディガンを着て髪の毛はおだんご。
少し肌寒かったけど、自転車を飛ばした。
教習所前の交差点でモトキに会った。
横断歩道の反対側から「モトキ!」と大きな声で呼んだ。
学校でしか会わない友達にこうやって会えるとなんだか嬉しくなる。
「教習?」
「うん。今日も乗るよ。」
「今どこらへんなの?」
「まだ1段階だよぉヘボヘボなのさ。」
お互いどこまで進んだのか話しながら
ワタシは自転車を押しながら歩いた。
同じ時間に技能教習が入っていた。
モトキは二輪。ワタシは普通自動車。
走るコースは一緒だった。
車の中からモトキを見つけて必死な顔してるのを見て
やっぱり緊張するのは同じなんだって少し安心した。
いつも話し相手もいない教習所の喫煙所。
でも、今日はモトキがいてくれたおかげで楽しかった。
いつもよりリラックスしてる自分に気がついて
やっぱり友達っていいなぁ。そんなことを思った。
キャンセル待ちを2時間したけど
諦めて帰ってきた。
おだんご頭が影に映って角が生えたみたい。
自転車から降りて押して歩いた。
なんか、そうして歩きたい気分だった。
1個だけ1番大事なモノを選んでも
きっとワタシあれも、これも、あ、やっぱりこれもってなるんだろうな。
1個に絞り込むことは容易いことなんかじゃなくて
2時間悩んでも決められないことだと思う。
なのにどうして?
そんなに容易く決められるの?
ワタシは全てのモノが愛しくて、愛着があって
「どうしますか?」って聞かれて「じゃこれ」なんて決められない。
捨てなくちゃいけないモノはだいぶ捨てられるようになってきた。
でも、それでも捨てたくないモノがいっぱいあって
だからこんなになってしまうんだろうな。
思い出もそうやって整理できたらいいのに。