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2003年03月25日(火)


喫煙所へ行こうと思って、4階の非常階段に向かって歩いていた。
自動販売機が並んだ横を通った時、マサノリ君がジュースを買おうとしていた。
パチっと目が合った。
「何か飲む?」
「へ?いいの?!」
「いいよ。」
「じゃぁ、ホットココア!」
朝から何も食べていなかったのと
お昼ご飯も節約で食べていなかったのを知っていたらしい。



マサノリ君が買ってくれたホットココアは
自分で買うのよりも何倍も暖かくて何倍もおいしかった。



朝から雨で憂鬱で、天気予報を見てその日の服を決めるワタシは
天気予報を見た途端、すぐにハイネックと決めた。
お気に入りの黄色のハイネックに水玉のシフォンブラウスを重ねた。
いつものデニムパンツに白のとんがり靴。
MILKのバックもたいぶくたびれてきた。
でも、どれもお気に入り。手放すなんて到底無理。


傘も可愛いのが欲しいな。
白のビニール傘をさしながら思った。


中学生の頃、成績が上がったというご褒美に
母親からその時大好きだったマリクワの傘を買ってもらった。
傘に5000円なんて!でも、ずっと欲しかった傘だった。
「早く雨降らないかなぁー」
雨が降ったのはそれから1週間後だった。
嬉しくて嬉しくて、かわいいお花のマークを内側からずっと眺めてた。


でも、それから3ヶ月もしないうちに傘は壊れてしまった。
傘の骨が錆びて、そこからポキリと折れてしまったのだ。


あの時の悔しさ。
どうして?という歯がゆさ。
なんで折れてしまったのかわからなかった。
錆びるなんてなんで?!
恨む相手なんかいなかった。
自業自得だったんだ、と思った。


それから傘はビニール傘でいいや。と思うようになった。
どうせ壊れちゃうんだ。安いのでいいよ。
いつからか、そう言うようになってた。


安いくせして全然壊れないの。
しまいには、どんどんたまっていくの。
狭い玄関に白いビニール傘が6本も出番を待っています。


世の中やっぱり上手いこといかないなぁ。
今朝、傘を手にとってそんなことを思った。


そのうち、お気に入りの傘を買おう。
いつかヴィヴィアンウエストウッドの傘を買うんだ。
赤い取っ手に黄色のロゴが入ったヴィヴィアンの傘。
MILKの店員さんが持っていたのを覚えてる。
いつか絶対!



魔法をかけられた髪の毛は今日も綺麗にセットしました。
グイッと持ち上げてかわいくおだんご。
耳元が寒かったけど、へっちゃら。
あの人のことを思ったら耳まで暖かくなった。



早く仮免がほしい。
そうしたらメールを送る理由が見つかるのにな。





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