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2003年04月06日(日)


ワタシはこれといって目立つわけでもなく
これといってとりえもないんだけど
それでもワタシのことを思ってくれる人が
今までに少なからず何人かいたという事実。


何もすることがないと
思い出さなくていいことまで思い出してしまう。
ココロの中をキュっと結んだはずが
ゆっくりと結び目をゆるめて中身をこぼし始める。


ベッドの中で何度も寝返りをうち
そのたびに他のことを考えようとするのだけど
行き着く先は同じこと。




ワタシは1人でやっていけるはずなんだけど
隣りに誰かいると、つい寄りかかって頼ってしまう。
1人じゃできないことを頼るのはいいけれど
気が付けば出来ることさえ頼って、結果何もしない人になってしまう。
そんなワタシを少しずつ変えようと努力して、もう何年もたった。


頑張りすぎたのか、人に頼ることができなくなってしまった。
1人では出来ないことも自分でやるようになってしまった。
そんなワタシの姿を周りは「がんばり屋さんだね」とか
「すごいね。私には出来ないよ」とか言うけれど
がんばり屋さんなんかでもないし、すごいわけでもなく
そう言ってくれる人に頼れないだけなのだ。




こんなワタシのことを「好きだ」と言ってくれた友達に
ワタシは何を言ったらいいのかわからなかった。
それは、ワタシが友達としてしか見ていないから、ではなくて。
少なからずワタシも好意をもっていたし
二人でいるといつも楽しかった。
気をつかわなくていいし、楽しいことを楽しいと、共感できたから。
けれどワタシにはそれ以上の気持ちなんてなにもなかった。
ただ、嬉しい、それだけだった。
「ありがとう。」それだけ伝えた。


一緒にいたらもっと楽しいことが待っているかもしれないし
すごくすごく幸せになれるかもしれない。
でも、ワタシは一緒にいるなら今のままでいいと思った。
付き合うとか、よくわからなくて。
怖いのかもしれない。
浮気されることとか、裏切られるとか、そういうことに怖がっているわけじゃなくて。


友達のままでいたほうがサヨナラをしなくてすむんだ。
友達のままならずっと楽しいって言えると思うんだ。




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