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2003年04月07日(月)


就職決起会。
髪の毛は黒スプレーで真っ黒に。
「まじめに見える」なんて言われた。
前髪を斜めに流してピンで止めて、後ろはきちんと結んだ。
まるでこれから就職活動始めますというようなその姿。
お気に入りのピアスのネックレスもつけてない。
なんだかすごく勉強が出来そうな感じがした。
だけど、少しだけ寂しい感じがした。
自分を表現出来ないのはやっぱりつまらなかった。



会場へ向かう途中、桜満開の公園を横切った。
桜の匂いがほのかにする。
見上げると桜の枝の間から青空が覗く。
「きれい」「うん。めちゃきれいだね!」
友達と歩きながら写真を撮った。
風が吹くと花びらがひらひらと散る。
つかまえようとしたけど、失敗。
何度かチャレンジしたけど、スーツでそんなことしてる姿は
かなり恥ずかしいな、と思って、3回目でやめた。




昔がどうであっても
ワタシには今しか見えない。
だから周りの人にも今のワタシしか見えないはず。



スーツ用のバックから去年受けたカウンセラーの試験の受験票が出てきた。
入れっぱなしでずっと忘れていた受験票。
そこに貼ってある証明写真のワタシは
ほっぺたがふっくらしていて、今とは違う顔をしていた。
バーミヤンで早い夕食を食べながら友達にその写真を見せた。
「やせたねー。っていうか今はやつれてるんじゃん?」友達は言った。
本当に少しやつれたかもしれない。
春休みだったっていうのに、のんびりしてたはずなのに。
自分では気がついていないところで何かに疲れているのかな。
今は何もわからないけど。



昔がどうであろうと、今が昔と違うならそれはそれでいいと思うんだ。
いつまでも過去にとらわれていたくない。
過去は過去。そう割り切って受け止める。
過去をなくしたいなんて思わなくなった。
過去のワタシもワタシなんだから。
そういう所もひっくるめて今のワタシが出来上がってきたんだから。



表面上しかわからないのが嫌。
もっと中身を見たい。
食べてみなくちゃ何も始まらないんだ。
好きか嫌いか。
食べず嫌いにはなりたくない。
おいしそうに見えても本当は吐き出したいくらいおいしくないかもしれないし。
わからないことは何でも試してみたい。
一口かじって味見したい。
全部食べられるかもしれないから。



自分を試すのと同時に相手のことも知ることが出来る。
だったらワタシは迷わず一口かじってみたいんだ。
おいしくなくても、それはそれとして受け止められるから。




ドーナツが食べたい。
チョコレートがかかっていて、サクッとしていて
一口食べると甘くてとっても幸せな気分になれる。
そんなドーナツが食べてみたい。
ミスドが100円セールでもお財布と相談して通り過ぎる。


甘い甘いドーナツは自分で作ってしまおう。
自分好みの甘い味はきっと自分でしか作れないから。
人に頼んだってそれは人の味で自分の味じゃない。
ワタシが作り上げた甘い味、早く食べて欲しい。




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