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2003年04月13日(日)


「ほら!もう黒くなってる」
カラーリング用の薬をワタシの髪の毛に塗りながら
魔法使いのあの人が何度も口にしたコトバ。
そのたびにワタシは、切ないような、嬉しいような
とっても複雑な気持ちになっていて
「そんなに悲しい顔しないの」なんて言われてしまった。
お気に入りの色に染めていたから
黒にするのが嫌だった。
もうちょっとベージュピンクの髪の毛でいたかったから
自然と切ない顔になってしまった。
だけど、独り占めしているような気分になれるあの時間
すごく大好き。




美容院に行く回数が増えるにつれて
会話も弾むし、仲良くなっていく。
それがすごくわかる。確実に前に進んでる!!


冗談を言い合いながら笑ったりすること
夢見たいだった。
魔法使いのあの人がワタシの肩を叩いたり
その度に満面の笑みを浮かべてくれたり
真剣な顔で色のチェックをしたり
全部ぜーんぶ幸せに繋がっていった。



教習所の進み具合を聞かれたり
「弟の車にこの前乗ったんだけどさー」と話をしてくれたり
ワタシすごくすごく楽しかった。
前向き度はぐんぐん上がっていく。
メーター振り切るくらいなんて言ったら大袈裟かもしれないけど
それくらいワタシを幸せにしてくれるあの人は
やっぱり魔法使いなんだ。




キラキラをココロの中から絶やしてはいけないって思う。
どんなことにもキラキラを与えてあげたい。
そしたらきっとマイナス思考なんて飛んで行っちゃう気がするんだ。
最近、信じられないくらいプラス思考で
これはきっと魔法使いのあの人のおかげなんだって思う。
中身なんてまだ何も知らない。
でも、今はそれでもいいんだ。
中身を知らなくたって、ワタシをこんなに可愛く変身させてくれるのだから
それだけで大満足なんだ。





明日は実習先発表でスーツを着る。
この髪の毛の色ならきっと似合うはず。
久々の黒髪。友達はビックリするかな。
ちょっと楽しみ。




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