ニッキ ゆり 【HOME】
- 2003年07月07日(月)
朝、教室に行く前に喫煙所で一服をするのがワタシの日課。
今日も変らず、週の始まりのだるい1日を迎えて
喫煙所でタバコを吸っていた。
「ゆりさん!あれ!あの本!明日持ってくるよ!」
「あぁー。うん。わかった。」
「だってさ、ゆりさん学校来ないんだもん」
「あはは(乾いた感じ)」
男の子に「ゆりさん」だなんて呼ばれるのは嫌だ。
年下にならまだ許せるけど、同じ年の人に「ゆりさん」だなんて。
鳥肌が立っちまう。でも、やめてなんて言えないんだなぁ。
タバコを半分くらいまで吸っていたら
ずっと昔、ワタシの頭を優しくなでてくれた人が
ワタシの組んだ足の裏をトントン叩いて「おはよう」と言って来た。
「ちゃんと学校こなくちゃダメだよ」
わかってるよ。わかってる。
ただ、君だけには言われたくなかったよ。
君に言われるとどうしようもない脱力感に襲われて、それ以上何もしたくなくなる。
君にはそういう不思議な力があって
だからワタシは君に距離を持って近づくしか出来ないんだ。
帽子を目深にかぶっていたせいか
あんまりワタシだってことに気が付かれなかった。
ほっと安心。
どうしたの?とか来なくちゃダメだよ?とか
原因の主に言われる事が嫌だった。
ワタシはワタシらしくいくのです。
サーティーワンアイスクリーム。バイトの初日です。
13時からラストまでだろうなぁと思っていたのが
「初日だから3時間ぐらいでいいでしょう」
ちょっとラッキー。でもちょっと拍子抜け。
人生で初めてアイスクリームをまん丸に作った日。
アイスケースを開けると甘くて美味しそうな匂い。
「何回でもいいから練習してみてね」
マネージャーに言われて、むちゃくちゃ固いアイスを丸くする。
初めての割には結構良く出来たらしい。
誉められてかーなり上機嫌。
キッズ用・レギュラー用ときちんと重さが決まっていてビックリ。
何度も図って体で覚えた。
その後はひたすらアイスサンド作り。(クッキーにアイスを挟んだモノね。)
クッキー美味しそうーなんて思いながら80個作って
あっという間に3時間。
右手首の付け根が痛い。
アイスクリームを何十回ってほじくりまわして練習したからだと思って
これってかなり頑張った証拠だよね?
帰り道、良く頑張った!って何度も自分を誉めてあげた。
財布をお店に忘れて取りに行ったりして
かなり慌ててたけど、それは隣りのお店のチーフが怖いから。
あー・・なんか見下されてる?
気が合わないと思って、「隣りだし、まぁいいか!」って思ったり。
お店が違うのに「キウイ買ってきて」なんて言われて
「不○家は100円のキウイを使うんですか?!」って突っ込みたかったよ。
家に帰ってシフトがむちゃくちゃだってことに気が付いた。
木曜日は17時からです!ってあれだけ言ったのに・・・。
13時からって・・学校です!
明日はお休みだけど、シフト変更を言いに行かなくっちゃ。
アイスクリーム売り場のマネージャーは優しそうなおばちゃんです。
他の社員には怖かったけど、バイトには優しい。なんか嬉しい。
店長は人のよさそうなおじ様。
チーフは意地悪そうな若いとも言いがたい男の人。
フリフリだろうなぁーと思っていた制服はとても地味だった。
紫のポロシャツに黒のパンツ、黒エプロン。そして帽子。
この帽子がかーなーりクセモノ!!
前髪を全部入れなくちゃいけないっていうのは分かるんだけど
帽子が小さい!浅い!変!!!
しっくりこないのです。これだけがちょっと嫌。
前髪を全部入れても出てくるのも気に食わない!
どうしてマネージャーはあんなに似合うんだろう?
なんだか毎日が楽しくなりそうです。
上京3年目。
今日はお祝いです。
ビールだぁ!と思って冷蔵庫を空けたら
すっからかんで、ちょっと凹んだ。
そういえば昨日飲んだっけ?
織姫と彦星はきっと会えるね。
雨がシトシト降ってきたけど
雲の上は晴れてるって知っているから。
七夕です。
ねぇ。言葉ではとても追いつかないよ。
ねぇ。こんな気持ちをわかって欲しいけれど…。
ねぇ。星に例えてもピンと来ないから
ねぇ。やっぱり言葉は決まってしまうね。
例え君がいつか僕よりも 大切なものを
見つけてしまったとしても
愛してる 愛してる いつまでも
ありえないことだと誰かに笑われても
側にいる 側にいる どこに居ても
そんな風に君にバカでいたい。
ねぇ。君の青色を白に戻すには
ねぇ。僕は何色を重ねたらいいんだろう。
もしも君がいつか うつむいて
こぼした涙は せめてこの僕の胸に
抱きしめる 抱きしめる 届かなくても
遅れてるヤツだと誰かが指さしても
触れている 触れている 見えなくても
そんな風に君に狂っていたい
手渡された箱を耳元で振るような
確かめ方で壊してしまわないように
愛してる 愛してる いつまでも
ありえないことだと誰かに笑われても
側にいる 側にいる どこに居ても
そんな風に君にバカでいたい
君を愛する気持ちを誇りたい
そんなふうに/S.Kirisima
今はこんなコテコテのラブソングが聴きたい気分。