ニッキ ゆり 【HOME】
- 2003年09月12日(金)
タオルケットはピンクのチェック。
天気のいい日に外に干したら
「ここは女の子の1人暮らしですよー」とアピールしているのと同じ。
泥棒にはいってくださーいと言うようにドアを開け放っているのと同じ。
危険なことはなるべく避けること。
この部屋に来てから、タオルケットはいつもコインランドリーで洗濯。
でも、今回は脱水まで自分の家でやってから
乾燥機にかけるためだけに、コインランドリーへ行った。
200円でちゃーんと乾いてくれる。
外に干せばお金はかからないけれど、そこは譲れない。
夜のコインランドリーには色んな人がいる。
おばさんや、おじいさん、仕事帰りらしいサラリーマン。
禁煙なので、外でタバコを吸いながら、中をうかがう。
紙袋からクッキーを取り出し、美味しそうに食べているおじいさんとは
何度か目があった。
タバコを吸い終わり、中で携帯を取り出していたとき、
おじいさんがワタシの隣りに歩いてきて
「ひとつどうぞ。」と言って、クッキーの入った紙袋を差し出してきた。
さっき目が合った時、ほしいと思われていたのだ、と察知。
「いただきます。」と1枚貰った。
少し湿気を帯びたクッキーは甘くて優しい味がした。
東京にも人情味溢れる人たちがいるんだ、と
引越してきてから何度も感じた。
こんなワタシにも話し掛けてくれる人がいるんだ、と金髪の時に初めて感じた。
その時話し掛けて来てくれたのがシルバーシートを譲ったおばあさんだった。
「日本語上手なのね。」
一瞬何のことだかさーっぱりわからなくて「え?」という顔をしていたと思う。
きっと多分、あのおばあさんは、
ワタシの髪の毛を見てハーフとでも思ったんだろう。
今思えば「ふふふ」と笑えるような話だけど
あの時のワタシはとても必死で否定をしていた。
「これ地毛なんです!!伸びてくれば黒いんです!!!」
「あら、そうなの?キレイな色ね。私の髪の毛はもちろん地毛よ。
こんなに白くも出来るのかしら?」
バスの中が一瞬ほんわかした空気が流れた。
懐かしい思い出をおじいさんのクッキーが思い出させてくれた。
コインランドリーの帰りに、吉野家で牛丼を食べた。
夜10時を回っていたけれど、店内は混んでいた。
メガネをかけたおじさんの隣りに座って「並みひとつ」。
喧嘩していた友達とは、もう会う事はないなぁ。
結局「それまで」、だったんです。
大好きな友達を1人削除してしまうのは悲しいけれど。
理由はなんであれ、投げつけて借りていたモノを返す人は許せないんです。
えぇ、もう、謝られても許せませんね。
「ありがとう」「ごめんなさい」
一番大事なコトバだってこと、知らなかったのかな。
サイト名、アドレス変えました。
ずっと考えていたモヤモヤがこれでスッキリ。
HNを変えようと思っていたけれど、それはそのままにしておいたのには
「主体性」の理由もあって、今までどおり、ワタシ、「ゆり」です。