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2003年10月15日(水)


さて、いよいよ面接!!なんだけど
これがどうも、まったくもって上手くいかなかったんだなぁ。
にっこり笑顔を忘れずに、を心がけていたんだけれど
口元は笑っていても、目が笑ってなくて、怖かったかもしれない。



面接官は1人、受験者は2人。
相手はライバルだ。でも、仲間になる人かもしれない。
複雑な心境で面接は始まったんだけど…。



伝えたいこと、それが言えなかった。
1番目に伝えたかったことは、おしゃれを教えてくれたブランドがそこのブランドだった、ということ。
ワタシ自身を変えてくれたきっかけが、そこだった、ということ。
それが伝えられなかった。


伝えられたことは2番目に伝えたかったことだった。
限られた資源の中でいかに最善をつくし、最高の結果を出すか、それを
販売員一人一人が思っていたら、良い職場環境になっていくと思う。
それだけは伝えられた。



満足まではいかない。やや不満も違う。思いっきり不満。
もう一回やってぇー!!!と言いたい感じ。



でも、駄目だったとしてもね、良い経験だったって言えるんだ。



誰も見てないかもしれないけれど
面接が終わって本社から出ると、ライバルだった女の子は
携帯電話をすぐに取り出し、電話をかけはじめたの。
本社の入り口前で。
でもね、ワタシは、どこで誰が観てるかわからないと思ったから
角を曲がるまでじっと我慢してひたすら歩いた。
駅前に来て初めて、担任に電話したんだ。


なんかね、そういう細かな部分を大事にしたかった。
面接では関係ないことかもしれないんだけどね。





担任は「お前にしてはめずらしくテンパってるな」って言ってた。
そりゃぁもう、緊張しすぎて、朝6時に起きてましたよ。
身支度を整えても何時間も時間が余ってて
音楽を聴いたって、タバコ吸ったって、リラックスなんて出来なかった。




結果は1週間以内に郵送で来るそうです。
もう、待つしかないんです。
後悔はしてません。



面接時間は約1時間。長い。長すぎる。
聞きたいことも最初に話されてしまって、質問が何もない状態だった。
へんてこりんな質問をしてしまったんだけどさ。



伝わっていればいいな。ワタシのやる気。
あ、でもね、「これで面接は終わります」と言われたときに
「ひとつだけいいでしょうか?」と切り出して
「やる気だけはあります。緊張しすぎて上手く言えなかったのですが
やる気だけはあるので、よろしくお願いします」って言ったんだ。
それが精一杯だった。










精神的にぐったり疲れて、学校に報告しに向かう途中、携帯が鳴った。
前のバイト先の店長からだった。
「ゆり、悪いんだけど、今日出られる?」
ワタシは「もちろんです」と答えた。
今のバイトだったら断っていたんだけどね。



店長が接待でお店を出なくちゃいけなくて、
人が足りないから、ワタシを呼んでくれた。
前のバイト先だから、都合の良いように使われたって構わなかったの。
むしろ、声をかけてもらえて嬉しかったんだ。



カットソー7着売りましたさ。
売ってやりましたさ!!うははー。



その後、少し店を早く閉めて、接待の場にお邪魔させてもらいました。
接待というより、呑み。



他の店舗の店長も来ていて「久しぶりだねー」なんて覚えてもらっていたことが嬉しかった。




他の店舗の店長に面接の話なんかをして
「もう呑め呑めー!!」って言われて、大きな声で笑って、大声出して
ほっぺたが痛くなるほど笑ったんだ。
面接で上手くいかなかったモヤモヤが吹き飛んだ。




「人の気持ちを知るのに必要なのは知識なんかじゃないんだよ。
一番大事なのは感情なんだよ。それをEQって言うんだ。
 人間に必要なのはEQだと僕は思っているんです。
 だから、相手の話を聞いて、まずは認めてあげること。
 そしてその次に、あなたはどう思って何を考えて生きているの?と聞くんです。
 それが大事なんです。
 人の気持ちを知るのに知識は必要ありません。何よりも心です。」
酔っ払っていても覚えてる。
このコトバ。ワタシびっくりしたんだ。



知識よりも大事なこと。感情なんだってこと。
わかっているようで、わかっていなかったの。




「君は焦りすぎのように思うよ。」
確かに。いろんなことを焦っている。
数分話しただけなのに、今のワタシの心境をズバっと当てられて驚いた。



「もっとゆっくり生きなさい。
時間をもっと大事に使いなさい。
今焦ることは必要ありません。」




ワタシは幸せだ。何度も言うけど、いつも言うけど
こういう話を聞ける場所にいられることが
とても幸せだと本当に思うの。



ワタシが辞めた後に入ったバイトの女の子は
期間は短いけど、仕事内容はすごく濃い。
レジ閉めもお金の勘定もすべて任されてる。
ワタシはそこまで出来なかったけれど、でもね、ぜんぜんライバル心なんてないし
むしろ、あの場所にいると、一人一人が出来ること出来ないことをわかっていて
お互いがお互いを尊重しあえてるって思うんだ。
だから、ずっとずっと大好きな場所なの。



どんなに仕事が辛くても
励ましあえて、悪いところを指摘しあえて、嫌味なんて持ってない。
ワタシはそう思ってる。




こんなにいい職場は他にないと断言したっていいさ。




11月に2日間手伝いを頼まれて、もちろんOKを出した。
またバイトしたい気持ちはなくならないけど
出来ることなら強引にでもバイトさせてもらいたいけど
人のいい店長なんだ。無理は言わないようにって思ってる。
お店が忙しい時は迷わずワタシを呼んでください。
素直に思えるのはこのバイト先だけだと思う。




さてさて、明日は学校なんです。
呑みすぎで休みたいけれど、、、そんなこと出来ないのね。当たり前なんだけどさ。
卒研だし、頑張ってこよう。


午前中だけだし、さ、今夜は早く眠ろう。って、もう2時だよ。




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