ニッキ ゆり 【HOME】
- 2003年10月16日(木)
気がついたら、金木犀の匂いがしなくなっていたんだ。
「あれ?」そう思ったのは今日だった。
もっと長く続いていたように思っていたのに。
鼻にツーンと来る匂いがあんまり好きじゃなかった。
今年は、すーっと馴染んでいて、くんくんと匂いを探していた。
もう、金木犀の匂いがしない。
気がつかずにワタシは時間に追われっぱなしだった。
特に焦ることはなかったはずなのに。
気がつかずに、自分自身をそういう方向へ追いやっていたのかな。
今日は小窓から差し込む光が明るくて
ベッドから起き上がりすぐに雨戸を開けた。
ぐーっと伸びをして、身支度を始めた。
いつもは自転車で学校まで行くんだけど、歩いて行ってみたら
すがすがしいってこういうことを言うのね!と思うくらいに
ものっすごく気分が良くて、しかも体もあったまってくれて
いい事尽くめのような気がしたんだ。単純。
大好きな冬がやってくる。
空気がピーンと張り詰めていて、空が澄んでいて綺麗なの。
白い息を吐きながらズンズン歩くのが好き。
しばらくは自転車通学はお休みしよう。
さつま芋と南瓜と玉葱でてんぷらを作った。
ポテトサラダも。
2時間かけてワタシのためだけに時間を使う。
ご馳走を並べてにんまり。
ゆっくり食べた。
残りは明日のお弁当用。
なるべく焦らないように。
出る釘が打たれるならば、もっと出てしまえばいい。
打たれても、打たれても、凹むことのない、凹んでも出てる部分が多い
そういう風になればいい。
ワタシは出すぎているわけでもないし、凹みすぎているわけでもない。
ワタシ自身をしっかり持って生きたいと思っているだけなんです。
それなのに、気がついてもらえず、とても悲しいと思った。
出ているから、目に留まるという考えは間違っていたんだ。
明日も晴れますように。