【復活!】ダイエットなDIARY
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2000年12月16日(土) サプリメント




サプリメントを飲んでいる。
水溶性のビタミンであるCとBである。
これらは水に溶けるから、仮に摂りすぎたとしても尿と一緒に排出される。
逆にいえば身体の中にストックすることが出来ないので、毎日摂取しなくてはならない。また熱にも弱いため料理の過程で壊れてしまいやすいビタミン群である。
オレはタバコを吸うのでかなりの量のビタミンCを摂らなければならないので、果物で摂るのは大変だからである。


一方、脂溶性のビタミンであるAやEはサプリメントのカタチでは摂らない。
これらは油に溶けることで吸収されるという性質を持つ。
ニラレバ炒めがスタミナがつくのは油と一緒にとることで吸収率が高いからである。
脂溶性のビタミンは身体にストックされる。
肝臓に蓄積されるのである。

これらの過剰摂取は肝機能障害を引き起こし、最悪の場合は死にいたる。
たとえばエスキモーがシロクマの肝臓を生で食べないのは、ビタミンAの包含量が人間の致死量に相当することを知っているからである。
彼らには先祖から受け継がれた知恵がある。


英国のヘンリー一世国王は、やつめうなぎが好きで、結局、うなぎの食べすぎで死んでいる。
もっともこれは12世紀の話であるから、ビタミンはまだ発見されていない頃だが。


脂溶性のビタミンは、サプリメントのカタチで摂ると過剰摂取をしてしまう危険がある。
それが心配な場合には、ベータ・カロチンのカタチで摂ると必要な分だけ体内でビタミンAになる。
AやEなどのビタミンはスタミナがつく他に、身体の抵抗力などを高めるといわれ、ベータ・カロチンは発ガン率を抑えると考えられていた。
この学説が19997年にひっくり返ったのである。
臨床実験の結果、ベータ・カロチンの過剰摂取が、かえってガンを促進することもあるらしい。

当時、かなり長い間サプリメントを使っていたオレはかなりショックだった。
それ以来ベータ・カロチンは、サプリメントのカタチでは摂らないことにした。
脂溶性のビタミンは食物のカタチで摂る方が無難なのである。


よくTVや雑誌では、〜が身体にいいとか、効果があるとか喧伝されているが、どれも頭から信じることはやめたほうがいい。
それがサイエンスであるなら、学説はひっくり返ることもある。
キノコにしても、玄米にしても、実は結構さめた目で見ている。
また、そうした態度が必要だとも思う。
適度な距離をもって、あるいは自分の知識と体験をはかりにかけながら、そのつど判断してゆくことが必要なのである。

ビタミン信者にはならないように気をつけよう。



今日の歩数。
22790歩。
今日の体重。
64.6kg。
今日の体脂肪率。
22%。

今日も3時間歩いた。
風はあったが、温かい日だった。

しかし、最近、歩きすぎか、結構ひざにきている。
トシか?(笑)。



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