【復活!】ダイエットなDIARY
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2000年12月29日(金) |
ブルース・スプリングスティーン |
スプリングスティーンの古いCDを中古屋で買った。
『闇にほえる街(The Darkness on the edge of town)』だ。
もともとレコードとして出ていたものが90年代になってCD化されたもので、以前買って持っていたのだが、どこかへ行ってしまっていた。
高校生の頃に聴きまくって、魂に刻みつけてあったので、普段は手元になくても大丈夫だ。
今日、ゲームなどを物色しに中古屋へ行き、たまたま見つけた。 580円である。
今、それを聴きながら、とても幸せである。 海の底から水上に顔を出し、息をついたかのような気分。 こういう表現をするあたり、かなりトゥームレイダーに侵されている(笑)。
ひとつには、まったく勉強などしなかった高校時代に比べて、英語力が格段に上がっているせいもある。 英語の歌詞がダイレクトに頭に入り、意味をきらめかせてゆく。
やはり、彼は詩人であると思う。 Factoryという歌は工場での労働を扱ったものだし、かなりの曲に労働を扱ったものがある。
このアルバムの後、The River、Born in the U.S.A.と続いてゆくのであるが、国民的ヒーローになる以前の彼の曲には、必死に託されたいろいろなものがある。 彼という詩人の魂が感じとり、適切な言葉で切り取った世界の真実が力強く伝わってくる。 しかもきちんと韻を踏んでさえいるのだ。
ロックってすごいな。 そんな可能性を垣間見させてくれるアルバム。 聴きながら、今、とても幸せである。 580円で買えるとは安上がりな幸せではあるが、値段の問題ではないのである。
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